全国の稲荷神社の象徴でもあり、神様の使いともいわれる狐。アニメなどでも狐は神秘的な存在として描かれていますよね。

狐のお面を制作する幻一(@__gen_)さんがシェアした投稿は、ぞくぞくするような狐のお面の動画でした。

#自分は好きだけど伸びなかった作品
燃え狐面。
完成した時すごいのを作ってしまったと思ったんだけど思ったほど伸びなかった。(@__gen_より引用)

  • (@__gen_より引用)

片方がくりぬかれた目は、燃えたぎる炎に縁取られ、

  • (@__gen_より引用)

もう一方の目は怒りの炎に燃えているかのように見えます。目が合った瞬間、ぞくぞくするような感覚にとらわれるのは筆者だけではないはず。

  • (@__gen_より引用)

この動画を見て、あなたはどんなストーリーを想像しますか?

この投稿に対し、リプライや引用リツイートでは「めっちゃかっこいい! 妄想捗る!」「和風戦闘系アニメとかに出てきそう( ¨̮ )」「妖艶な雰囲気が凄く良くて魅力的!」「CGかと思ってしまった」と、唯一無二のビジュアルと雰囲気を称賛する声が相次ぎました。

一度見ると忘れられない「燃え狐面」はどのようにして生まれたのでしょうか。制作者の幻一さんにうかがいました。

「燃え狐面」、投稿者に聞いてみた

――「燃え狐面」、アイデアを考えついたきっかけがあれば教えてください。

この燃え狐面を作る前に「ヒビ割れ狐面」という、欠けている狐面を作っていました。その延長で「欠けてる狐面を作りたいな」と考えてるときに、キャンプの番組でチャークロスという炭化させた布を知って、その燃え方を参考に思いつきました。

――ちなみに「ヒビ割れ狐面」はこのような感じです。こちらもストーリー性を感じさせる不思議なたたずまいがありますね。

  • (@__gen_より引用)

――「燃え狐面」は、どのように燃える表現をされているのでしょうか?

ブラックライトを当てると光る塗料があるので、それを燃えているかのように塗って光らせてます。最初はLEDを仕込んで光らせようと思いましたが、光り方などがイメージと違ったので断念。たまたまYouTubeでブラックライトで光る蛍光塗料を知って、イメージ通りの光り方(燃え方)をしたので採用しました。

――「狐面」を作って10年以上とのことですが、幻一さんの考える狐面の魅力とは?

正直魅力はわかりませんが、狐面自体はかっこいいから好きで、作りたいオリジナルの狐面アイデアがあるので作り続けています。

  • (@__gen_より引用)


「狐面」を作り続けて10年以上というだけあって、今回紹介した「燃え狐面」や「ヒビ割れ狐面」以外にも多種多様な狐面がずらり。

  • (@__gen_より引用)

  • (@__gen_より引用)

この「狐面」たち、ひとつ作るのに数ヵ月もかかるのだとか。幻一さんが作った「狐面」を見ていると、ひとつひとつのお面に意思が宿っているような気がして、「背後にどんなストーリーがあるんだろう」と想像を掻き立てられてしまいますね。

なお「狐面」は販売もしていますが、実物を見てから購入してほしいため、イベントでの対面販売がメインとのこと。機会があれば、生で拝んでみたいものです。