MBSが1年限定で展開する「ドラマシャワー」枠にて、BLドラマを展開するレーベル“トゥンク”の第二弾作品『先輩、断じて恋では!』(毎週木曜25:29~)が6月16日より放送される。同作は晴川シンタ氏による同名コミックを原作とするオフィスBLコメディだ。天才CGクリエイターでチャラいと言われがちな先輩・柳瀬淳を演じた内藤秀一郎、無表情で不愛想な新人ピュア後輩・金田優希を演じた瀬戸利樹に、本作やBLとの向き合い方など話を聞いた。
――これまで『チェリまほ』こと『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)や『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)など様々なBLドラマが脚光を浴びました。今回お二人が出演する『先輩、断じて恋では!』ならではの魅力は?
内藤:ならではの!? 難しいですね。どうぞ、先輩(笑)
瀬戸:おいっ、お前そういうときだけ!
内藤:ハハハ! まず『先輩、断じて恋では!』は、第1話から空気感が最悪ですね。
瀬戸:もう一方通行。思いは、矢印が相手に向いているはずなんですけど、第三者からみたら一方通行に見えます。
内藤:決して両思いではないんですけど、金田からしたら、僕が演じる柳瀬は神、憧れ。その中に「好き」という気持ちも含まれている。柳瀬も後輩の面倒を見てあげたい。なんか気になる。最初は後輩として好き。だけど全然相手にしてもらえず、嫌われて雰囲気最悪。普通、そこから感情の巻き返しがあると思うんですけど、『先輩、断じて恋では!』はお互いの気持ちが通じ合わないまま、お互いが「好き」という気持ちを伝えないまま、終盤まで割と行きます。
――視聴者からすれば非常にヤキモキする展開ですね。
内藤:まさに! モヤモヤがけっこう多いドラマだと思います。金田が「好き」と言ってくれるタイミングで柳瀬は返さなかったり、逆もしかり。それがずっと続いていきます。
瀬戸:今ずっと考えていたんですけど、このドラマならではのことありました! ロケが、ほぼずっと雨でしたね。実際、ロケのシーンで傘を持って撮ってるシーンもあります。
――それは、内藤さんと瀬戸さん、どちらかに雨男疑惑があると……?
瀬戸:どちらもですね。
内藤:あと監督2人も雨男です。
――雨男が4人も揃っていたと。
内藤:もう、地獄ですね(笑)。
瀬戸:こんなに雨ばっかりのBL作品、他にそうそうないと思います(笑)