「東京ラブストーリー」や「Mother」、「カルテット」など数々のヒットドラマを生み出してきた脚本家の坂元裕二さん。2022年7月から放送される林遣都さん、仲野太賀さんダブル主演のドラマ「初恋の悪魔」の脚本を手掛けることも発表され、ますます注目を集めています。

今回は、マイナビニュース会員の男女517名に、坂元裕二さんが脚本を手掛けた歴代ドラマの中でもっとも好きな作品は何か、アンケート調査を実施しました。

坂元裕二のドラマ人気ランキング

マイナビニュース会員に、坂元裕二さん脚本のドラマの中で好きな作品を聞いたところ、ランキングはこのような結果になりました。

1位「東京ラブストーリー」【鈴木保奈美主演】(51.7%)
2位「西遊記」【香取慎吾主演】(9.2%)
3位「Mother」【松雪泰子主演】(5.7%)
4位「カルテット」【松たか子主演】(5.2%)
5位「大豆田とわ子と三人の元夫」【松たか子主演】(4.6%)
6位「最高の離婚」【瑛太主演】(3.2%)
7位「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」【有村架純、高良健吾主演】(2.3%)
7位「ラストクリスマス」【織田裕二主演】(2.3%)
9位「問題のあるレストラン」【真木よう子主演】(2.0%)
9位「チェイス-国税査察官-」【江口洋介主演】(2.0%)
11位「あなたの隣に誰かいる」【夏川結衣、ユースケ・サンタマリア主演】(1.7%)
12位「おやじの背中」※オムニバスドラマ(1.4%)
12位「それでも、生きてゆく」【瑛太主演】(1.4%)
12位「トップキャスター」【天海祐希主演】(1.4%)
12位「恋愛偏差値」【財前直見、柴咲コウ主演】(1.4%)
16位「スイッチ」【阿部サダヲ主演】(0.9%)
16位「愛し君へ」【菅野美穂、藤木直人主演】(0.9%)
18位「モザイクジャパン」【永山絢斗主演】(0.6%)
18位「Woman」【満島ひかり主演】(0.6%)
20位「翼をください!」【内田有紀主演】(0.6%)
20位「リモートドラマ Living」※オムニバスドラマ(0.3%)
20位「わたしたちの教科書」【菅野美穂主演】(0.3%)
20位「リモート」【深田恭子主演】(0.3%)
24位「anone」【広瀬すず主演】(0%)

坂元裕二のおすすめドラマのあらすじやキャスト一覧

ここからはランクインした作品のあらすじやキャストを紹介していきます。

「東京ラブストーリー」

圧倒的な得票数で1位に輝いたのが、1991年にフジテレビで放送された「東京ラブストーリー」。月9ブーム、トレンディドラマブームの火付け役となった作品です。

帰国子女で自由奔放なリカ(鈴木保奈美さん)と地方出身で不器用な完治(織田裕二さん)を中心に、東京の若者の恋愛模様がリアルに描かれ一大ブームに。小田和正さんが歌う主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」も大ヒットしました。

ユーザーコメント

・「若者のシティライフがかっこよかった」(60歳/女性)
・「自分の周りでもほとんどの人が見ていたほど流行っていました。登場人物たちは華やかで月9感満載でした。テンポもよく観ていて楽しかったです」(49歳/男性)
・「不器用なカンチと自由奔放なリカのコラボが最高です」(54歳/男性)
・「主題歌の入るタイミングが絶妙。『来るぞ来るぞほらやっぱりね』という感じ」(58歳/男性)
・「細かい設定は今、見ればいろいろ違いはあるもののストーリー自体は色褪せない王道のラブストーリーだと思います。主題歌も本当に名曲」(44歳/男性)

放送期間/1991年1月~3月
出演者/鈴木保奈美、織田裕二、有森也実、江口洋介、千堂あきほ、中山秀征

「西遊記」

2位は、2006年にフジテレビ系の月曜9時枠で放送された「西遊記」です。経典を求めて天竺を目指すという誰もが知る中国古典小説をベースに、坂元裕二さんらしいキャラクターづくりやテンポのよい会話で新しい「西遊記」が描かれました。

孫悟空役に香取慎吾さん、沙悟浄役に内村光良さん、猪八戒役に伊藤淳史さん、三蔵法師役に深津絵里さんと豪華なキャストも話題に。のちに映画版も作られるほど人気を博しました。

ユーザーコメント

・「役者さんが登場人物にあっているのと演技がすばらしかったですね」(39歳/男性)
・「香取慎吾さんの演技が自然でおもしろかったと思うので」(63歳/女性)
・「題材がまず好きだし、出演陣も豪華でおもしろかったから」(30歳/女性)
・「西遊記といえば堺正章だったが香取慎吾主演もよくできていたと思う」(47歳/男性)
・「深津絵里がよかった」(62歳/男性)

放送期間/2006年1月~3月
出演者/香取慎吾、内村光良、伊藤淳史、深津絵里

「Mother」

3位にランクインしたのは、2010年に日本テレビ系で放送された「Mother」。現代を生きる女性の母性をテーマに、児童虐待という社会問題に切り込んだヒューマンドラマです。

「Mother」で描かれたのは、親から虐待を受ける生徒(芦田愛菜さん)と、彼女を誘拐して自分の娘として育てる小学校教師(松雪泰子さん)の逃避行。当時5歳だった芦田さんの高い演技力も注目を集めました。

ユーザーコメント

・「ストーリーとキャストがすばらしかったです。読めない展開が一週間待ち遠しくていつも楽しみに見ていました」(33歳女性)
・「母性について考えさせられた」(68歳/女性)
・「実際にありそうな題材でおもしろかったです」(40歳/男性)
・「内容としてはとても暗く重いドラマだったが、芦田愛菜さんの演技がとても印象深く、子どもの虐待やネグレクトについて知るドラマになったと思う」(62歳/女性)
・「芦田愛菜さんと田中裕子さんの演技がすばらしい」(54歳/女性)

放送期間/2010年4月~6月
出演者/松雪泰子、山本耕史、酒井若菜、倉科カナ、芦田愛菜

「カルテット」

4位にランクインしたのは、2017年にTBS系で放送された「カルテット」。ワケありの男女4人(松たか子さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、松田龍平さん)が軽井沢で共同生活をしながら、弦楽四重奏として演奏活動を行う日々を描いた作品です。

4人が繰り広げる会話劇のおもしろさと、それぞれが抱える秘密が少しずつ明らかになるミステリー要素もある展開が大きな反響を呼びました。

ユーザーコメント

・「出演者、ストーリー、会話、展開がおもしろかった」(58歳/女性)
・「複雑に絡む人間模様がおもしろかったから」(20歳/男性)
・「男女のドロドロになりそうな所なのにリズミカルで見ていておもしろかった」(42歳/女性)
・「たまんないね。完璧なストーリー」(49歳/女性)
・「おもしろくて毎週欠かさず見ていた」(28歳/女性)

放送期間/2017年1月~3月
出演者/松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平

「大豆田とわ子と三人の元夫」

5位にランクインしたのは、2021年にフジテレビ系で放送された「大豆田とわ子と三人の元夫」。3度結婚して3度離婚したとわ子(松たか子さん)と元夫たちの交流をコミカルに描いた作品です。

岡田将生さん、角田晃広さん、松田龍平さんが演じた元夫たちのめんどくさいけれどなぜか憎めないキャラクターは、坂元裕二脚本の真髄といえるおもしろさ。毎話ごとに参加アーティストがかわる主題歌とエンディング映像も話題になりました。

ユーザーコメント

・「とわ子と元夫3人との関係は切ないが、ドラマはおもしろかった」(50歳/男性)
・「とてもユニークなストーリーで、それでもってほっこりするドラマでした」(44歳/女性)
・「雰囲気、演者、音楽、すべてが好きです」(41歳/女性)
・「都会の大人たちをコミカルに描いていておもしろい」(58歳/男性)
・「ドラマの内容が斬新だったことと、テーマ曲など音楽の作り方も斬新で興味深かった」(51歳/女性)
・「物語も独特の世界観で一人ひとりの幸せの在り方を感じとることができました。音楽も素敵で、すべてが大満足のドラマ。もう一度見たいなと思う作品でした」(29歳/女性)

放送期間/2021年4月~6月
出演者/松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平

「最高の離婚」

6位は、2013年にフジテレビ系で放送された「最高の離婚」。2組のアラサー夫婦の関係を通して、現代の30代男女の結婚観に迫ったホームコメディです。

結婚生活のあるあるを描きながらも、想定外の展開を盛り込んだストーリーは坂元裕二脚本ならでは。メインキャストの瑛太(現在は永山瑛太)さん、尾野真千子さん、真木よう子さん、綾野剛さんの演技も評判を呼び、瑛太さんは本作で放送文化基金賞演技賞を獲得しました。

ユーザーコメント

・「シリアスとコメディーのバランスがよく、セリフのテンポも抜群によいと思います」(31歳/男性)
・「セリフの掛け合いがおもしろかったから」(31歳/男性)
・「離婚の話なのに重くなく、見やすかったから」(48歳/女性)
・「離婚してもこんな形があるのかと思った。ドロドロさがないのがよかった」(63歳/女性)
・「演技が全員上手。ストーリーは重すぎず、共感できた」(37歳/女性)

放送期間/2013年1月~3月
出演者/瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」

7位は、2016年にフジテレビ系で放送された「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。有村架純さん、高良健吾さんのダブル主演で、地方から東京に出てきた若者たちがひたむきに生きる姿を描いた群像劇です。

「東京ラブストーリー」で描かれたバブル期の軽やかな恋愛とは対照的に、ままならない現実や恋のせつなさにフォーカスが当てられた本作。それでもささやかな幸せをみつけていく主人公たちの姿が共感を呼びました。

ユーザーコメント

・「くじけそうになりながら、踏ん張り前を向いて歩んでいく主人公に心が動かされたからです。手嶌葵さんの主題歌もよかった」(32歳/女性)
・「若い男女が知り合ってから、お互いに好きだと言えずにすれ違った日々が続き、最後は再びお互いを理解しあえるまでが長くて毎回涙しながら見ていた」(62歳/男性)
・「作品の内容がよかったです。見応えがすごくあってとてもよかったです」(65歳/女性)
・「キャストもストーリーもよかったから」(28歳/男性)

放送期間/2016年1月~3月
出演者/有村架純、高良健吾、高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎

「ラストクリスマス」

同率7位は、2004年にフジテレビ系で放送された「ラストクリスマス」。織田裕二さん演じる会社員が、清楚でおとなしい秘書(矢田亜希子さん)の秘密を知ったことから始まるラブストーリーです。

「東京ラブストーリー」と同様、織田さんと坂元裕二さん、プロデューサーの大多亮さんがタッグを組んだことで話題に。さらにドラマの舞台となる会社も同じで、「東京ラブストーリー」ファンにはたまらない作品でした。

ユーザーコメント

・「織田裕二の演技がうまい」(62歳/男性)
・「矢田亜希子の最後に感動したから」(37歳/男性)
・「見ていて、悲しい部分はあるけど、全体的に織田さんと矢田さんのやり取りがおもしろくて素敵だった」(66歳/男性)
・「最終回に感動して泣いたのをタイトルをみるだけで今も思い出すぐらい、いい作品だったからです」(30歳/女性)

放送期間/2004年10月~12月
出演者/織田裕二、矢田亜希子、玉木宏、森山未來、片瀬那奈、MEGUMI

「問題のあるレストラン」

9位は、2015年にフジテレビ系で放送された「問題のあるレストラン」。男社会で理不尽な目にあったたま子(真木よう子さん)とさまざまな問題を抱えた女性たちがレストランを開業するというストーリーです。

コミカルなタッチながら、女性が社会で生きる妨げとなるセクハラやパワハラ、男尊女卑などの問題に鋭く切り込んだ本作。主役級の若手俳優が大集合した豪華なキャストも話題になりました。

ユーザーコメント

・「どのキャラクターもよく描かれていて、共感できて、ストーリーもおもしろく続編が見たいから」(45歳男性)
・「いろいろとおもしろくてよかった」(64歳/男性)
・「考えさせられることが多く、テンポもよかった」(35歳/女性)
・「三谷幸喜が脚本を書いたような気がしたけどキャストがくせ者ぞろいでおもしろかった記憶がある」(45歳/男性)

放送期間/2015年1月~3月
出演者/真木よう子、東出昌大、二階堂ふみ、高畑充希、菅田将暉、松岡茉優、臼田あさ美

「チェイス-国税査察官-」

同率9位にランクインしたのは、2010年にNHKで放送された「チェイス-国税査察官-」。国税局査察部、通称マルサが舞台の社会派エンターテインメント作品。坂元裕二さんにとっては初めてのNHKドラマとなりました。

江口洋介さん演じる脱税を追う査察官とARATA(現在は井浦新)さん演じる脱税コンサルタントの攻防を軸にしながら、重厚な人間模様が描かれました。

ユーザーコメント

・「税金に関わる仕事をしていたので」(47歳/男性)
・「真にせまったリアルなストーリーで、大変おもしろくまた勉強にもなり、有益なドラマでした」(61歳/男性)
・「NHKらしいですね。楽しく見ていました」(55歳/男性)
・「ビジネス、経済ドラマはとても好きです」(36歳/男性)

放送期間/2010年4月~5月
出演者/江口洋介、ARATA、麻生久美子、木村多江、斎藤工、田中圭

「あなたの隣に誰かいる」

11位にランクインしたのは、2003年にフジテレビ系で放送された「あなたの隣に誰かいる」。坂元裕二さんの脚本では異色のホラーサスペンスです。

本作では、郊外の住宅街に引っ越してきた夫婦(夏川結衣さん、ユースケ・サンタマリアさん)に起こる奇妙な出来事の数々が描かれました。20年近く前の作品ですが、ドラマの不気味な世界観がいまなお印象に残っている視聴者が多いようです。

ユーザーコメント

・「当時は小学生だったが、沢田研二の主題歌や怖がりながらもハラハラしながら見ていたことをよく覚えているため」(30歳/女性)
・「とても見ごたえがあるので、好きです」(34歳/女性)
・「ホラーのような感じで怖さもあるが、見ていて引き込まれるようなドラマであった」(33歳/男性)
・「すごくおもしろかった覚えがある」(41歳/女性)

放送期間/2003年10月~12月
出演者/夏川結衣、ユースケ・サンタマリア

「おやじの背中」

12位は、2014年にTBS日曜劇場で放送された「おやじの背中」です。坂元裕二さんのほか、岡田惠和さん、倉本聰さん、三谷幸喜さんなど名だたる脚本家が各話のシナリオを書いた一話完結のオムニバスドラマです。

坂元裕二さんが脚本を手掛けた「ウエディング・マッチ」は二人三脚でボクシングのオリンピック出場を目指す親子(役所広司さん、満島ひかりさん)の物語。坂元脚本お得意の会話の応酬は見ごたえたっぷりでした。

ユーザーコメント

・「感動したのでまた見たいです」(32歳/男性)
・「自分の人生とシンクロしあうのが、たまらない」(65歳/男性)
・「なんとなく感動する感じがする」(60歳/男性)

放送期間/2014年7月~9月
出演者/役所広司、満島ひかり、山本美月、浅田美代子

「それでも、生きてゆく」

同率12位にランクインしたのは、2011年にフジテレビ系で放送された「それでも、生きてゆく」。数々の作品賞や脚本賞を受賞し、ドラマファンからも高い評価を獲得しました。

「それでも、生きてゆく」で描かれたのは、ある事件の被害者の兄(瑛太さん)と加害者の妹(満島ひかりさん)の交流と葛藤。難しく重いテーマながら、丁寧な心理描写と俳優陣の圧巻の演技が光った作品です。

ユーザーコメント

・「内容がとてもよかった」(57歳/男性)
・「とてもおもしろくて最後まで見ていたから」(29歳/男性)
・「ストーリーがよかった。犯罪者の家族というほかにない話で興味深かった。出演者もみんなうまかったと思う」(60歳/女性)
・「めちゃくちゃ重いテーマだったけどほんの少しだけホッとさせられる場面があったりして毎回続きも気になりました。瑛太さんや満島ひかりさんそして大竹しのぶさんのマイナスオーラ全開の演技がすごかった」(48歳/男性)

放送期間/2011年7月~9月
出演者/瑛太、満島ひかり、風間俊介、田中圭、佐藤江梨子

「トップキャスター」

同率12位は、2006年にフジテレビ系で放送された「トップキャスター」。坂元裕二さんは同年1月から放送された「西遊記」に続き、2クール連続で月9の脚本を担当しました。

このドラマは夜のニュース番組を制作するスタッフたちが繰り広げる人間模様を描いた作品。正反対の価値観を持つキャスター&アシスタントコンビ(天海祐希さん、矢田亜希子さん)など、個性豊かなキャラクターがドラマを盛り上げました。

ユーザーコメント

・「登場人物のキャラクターがおもしろかった」(30歳/男性)
・「キャスターを主役にしたドラマが珍しかったので」(28歳/男性)

放送期間/2006年4月~6月
出演者/天海祐希、矢田亜希子、玉木宏、谷原章介、松下奈緒、松田翔太

「恋愛偏差値」

同じく12位にランクインしたのは、2002年にフジテレビ系で放送された「恋愛偏差値」。唯川恵さんの小説を原作に3つのドラマがリレー形式で制作され、坂元裕二さんは第三章の「彼女の嫌いな彼女」の脚本を手掛けました。

本作は、犬猿の仲だった2人のOL(財前直見さん、柴咲コウさん)が隣人同士になってしまったことから始まる物語。2人の軽妙な掛け合いが楽しい、気軽にみられるラブコメディです。

ユーザーコメント

・「各章のストーリーがおもしろく魅力的だった」(58歳/男性)

放送期間/2002年7月~9月
出演者/財前直見、柴咲コウ、柳葉敏郎、柏原崇

「スイッチ」

16位にランクインしたのは、2020年にテレビ朝日系で放送されたドラマスペシャル「スイッチ」。坂元裕二さんの脚本、阿部サダヲさんと松たか子さんの共演という、豪華タッグが話題を集めました。

本作は、別れてからも腐れ縁でなにかと交流のある元恋人同士(阿部さん、松さん)が、ある事件を巡って検事と弁護士として対峙するというストーリー。2人のテンポのよい掛け合いは坂元節全開です。

ユーザーコメント

・「主人公に共感できました」(35歳/女性)

放送期間/2020年6月
出演者/阿部サダヲ、松たか子、眞島秀和、中村アン

「愛し君へ」

同率16位は、2004年4月からフジテレビ系の月9で放送された「愛し君へ」。さだまさしさんの小説「解夏」を原作に、坂元裕二さんが脚本を書きおろしました。

このドラマは、視力を失っていく病を患うカメラマン(藤木直人さん)と小児科研修医(菅野美穂さん)の愛の行方を描いたラブストーリー。当時流行していた純愛ものの王道をいく感動的な作品です。

ユーザーコメント

・「ストーリーがよい」(46歳/男性)
・「とても感動できたからです」(40歳/男性)
・「自分の生まれ故郷での物語だから」(52歳/男性)

放送期間/2004年4月~6月
出演者/菅野美穂、藤木直人

「モザイクジャパン」

続いて18位にランクインしたのは、2014年にWOWOWで放送された「モザイクジャパン」。アダルト業界を舞台にしたエンターテインメントドラマです。WOWOWではR15+相当と指定されています。

証券会社をリストラされた主人公(永山絢斗さん)が再就職した会社は、就業中でも社内で突如撮影が始まるアダルトビデオ会社だった……という、一風変わった設定の本作。過激な内容のなかに、人間模様や社会問題も盛り込まれた見ごたえのある作品です。

ユーザーコメント

・「少しエロさがあったのも印象的」(28歳/男性)
・「ストーリーが興味深かったしおもしろかった」(40歳/男性)

放送期間/2014年5月~6月
出演者/永山絢斗、高橋一生

「Woman」

同じく18位にランクインしたのは、日本テレビ系で2013年に放送された「Woman」。2010年に放送され大きな話題を呼んだ「Mother」のスタッフが再集結して制作されたヒューマンドラマです。

本作の主人公は、夫を事故で亡くしシングルマザーとして懸命に生きる女性・小春(満島ひかり)。過酷な経済状況のなかで必死に子どもを育てる主人公の姿を通して、現代社会の貧困問題にフォーカスを当てました。

ユーザーコメント

・「とても印象に残りました」(52歳/男性)

放送期間/2013年7月~9月
出演者/満島ひかり、田中裕子、小栗旬

「翼をください!」

第20位にランクインしたのは、フジテレビ系で1996年に放送された「翼をください!」です。坂元裕二さんのほか、「僕の生きる道」などの脚本で知られる橋部敦子さんも脚本に参加しています。

このドラマは、実の親に捨てられた籐子(内田有紀さん)が上京して芸能界を目指すというストーリー。坂元裕二さんは本作以降休業を宣言し、約5年間テレビドラマの脚本制作から離れました。

ユーザーコメント

・「おもしろかったから記憶に残っているため」(38歳/男性)

放送期間/1996年7月~9月
出演者/内田有紀、反町隆史

「リモートドラマ Living」

同率20位は2020年5月からNHKで放送された「リモートドラマ Living」。コロナ禍で人と人との接触が制限されドラマ制作のほとんどがストップした中、工夫を凝らして作られたリモートドラマです。

本作では広瀬アリスさん&すずさん姉妹や、中尾明慶さん&仲里依紗さん夫婦など、実際に日常をともにする家族をキャストにショートドラマを制作。1話15分のファンタジーがオムニバス形式でつづられました。

放送期間/2020年5月~6月
出演者/広瀬アリス、広瀬すず、永山瑛太、永山絢斗、中尾明慶、仲里依紗、青木崇高、優香

「わたしたちの教科書」

同じく20位にランクインしたのは、2007年にフジテレビ系で放送された「わたしたちの教科書」。いじめ問題や学級崩壊、不登校など学校で現実に起きているさまざまな問題に切り込んだ社会派ドラマです。

ストーリーは、中学校で転落死した女子生徒がいじめを受けていたことが発覚し、担任の臨時教師(伊藤淳史さん)と敏腕弁護士(菅野美穂さん)が真相究明に奔走するというもの。坂元裕二さんは本作で第26回向田邦子賞を受賞しました。

ユーザーコメント

・「とても考えさせられる作品だったので」(32歳/女性)

放送期間/2007年4月~6月
出演者/菅野美穂、伊藤淳史

「リモート」

同じく20位にランクインしたのは、2002年に日本テレビ系で放送された「リモート」。週刊ヤングマガジンで連載していた同名漫画が原作で、脚本には漫画原作者の樹林伸さんも参加しました。

本作は、引きこもりの天才刑事・氷室(堂本光一さん)が、警察官のくるみ(深田恭子さん)に携帯電話で指示を出しリモートで事件を解決しているというバディものです。

ユーザーコメント

・「とてもおもしろかった記憶がある」(60歳/男性)

放送期間/2002年10月~12月
出演者/深田恭子、堂本光一

「anone」

24位にランクインしたのは、日本テレビ系で2018年に放送された「anone」。「Mother」、「Woman」のスタッフが再集結して制作された社会派ヒューマンドラマです。

主演を務めたのは広瀬すずさん。家族を失い社会からもはぐれた少女(広瀬さん)が、老齢の女性(田中裕子さん)と出会い、生きることの意味を見いだしていく過程が描かれました。

放送期間/2018年1月~3月
出演者/広瀬すず、田中裕子、阿部サダヲ、瑛太

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調査時期:2022年3月3日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計517人(男性: 398人、女性: 119人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート