テレビ朝日系バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』のゴールデン2時間スペシャル『若林VS 強レア大先輩2時間SP』が24日(20:00~)に放送される。

  • 左から中尾ミエ、研ナオコ=テレビ朝日提供

ゴールデン2時間スペシャルでは、ゲストに加藤シゲアキ(NEWS)、DJ松永(Creepy Nuts)、近藤春菜(ハリセンボン)、上川隆也、岸優太(King & Prince)、ホラン千秋をゲストに迎え、中尾ミエ、研ナオコ、平野レミという芸能界を代表する“強レア大先輩”たちが、長い芸能生活の中で培った“激レア体験”を引っ提げて参戦する。

「真の芸能界最強の人」として、まるで格闘技のチャンプのように堂々と登場した中尾。1962年、16歳で「可愛いベイビー」がミリオンヒットとなり、一躍スターダムへと昇り詰めた中尾は、最近ではコメンテーターとしての地位も確立。最強伝説を紐解いていくと、幼少期から若林も驚がくのエピソードぞろいだった。さらに仲良しの森山良子やミッツ・マングローブから、中尾のキャラとして知られる軽快な毒舌にまつわるマル秘話が暴露される。そして中尾から、自分に正直に芸能界を生きて来た結果、和田アキ子を救ったというエピソードも。「自分では平坦な人生を送ってきたと思っていましたけど、そうでもなかったみたいですね」と笑う中尾に、今回はスタジオメンバーから悩み相談のコーナーも設けられる。

「本当の本当にNG無しの人」として登場するのは、デビューから51年となる研。実力派シンガーとしてだけではなく、バラエティでも大活躍する言わずと知れた大ベテランだが、なぜ51年もの間仕事でのNGを出さないのかというと、そのワケは「そこに断る理由がないから」。この理由にスタジオは驚くが、当の本人は「自分にとってはすべて普通のことだったので『えっ! 激レアだったの!?』という感覚」だといい、“普通のこと”と説明しながら新人時代の過酷なキャンペーン、お風呂に2カ月入れないこともあった地方への営業回り、ガチンコのBOATRACE体験など壮絶な仕事経験を明かす。

コメディエンヌの才能を開花させ、おもしろ歌姫という新しいジャンルを確立した研は、「もしも私が『自分はこんなスゴイことをしてきたんだ』と感じる人間だったら、もう終わっていると思います」と冷静に分析。そんな研が、唯一のNGをスタジオで発表する。

「料理だけかと思いきや人生も時短の人」として紹介される平野レミを含めて、個性が強すぎる“強レア大先輩”たちの告白に、ゲストらはこれからの芸能界を生き抜くヒントを学んでいく。

コメントは以下の通り。

■中尾ミエ

――収録の感想を教えてください。

過去のことはほとんど忘れかけていたので、いろいろなVTRを見て「私、あんなこと言っていたんだ!」って我ながらビックリしました。ずいぶんかわいげのない人間だったな、と思いました(笑)。

――「真の芸能界最強の人」としてオファーが来たときはどう思われましたか?

“真の芸能界最強”って……こればっかりは自分じゃわからないですね。番組スタッフと打ち合わせをしたときも、「そんな大げさな!」と思いましたし……。ただ、今回のスペシャルに研ナオコさん、平野レミさんも登場されると聞いたときは、「うわっ! すごく濃いメンバーだな」と思いました。

――番組では中尾さんの“最強伝説”の数々が明かされていきますが、ご自身の半生を振り返ってみていかがですか?

自分ではなんのドラマもない、平坦な人生を送ってきたと思っていました。だけど、今回の収録で客観的に自分の半生を振り返ってみたら……そうでもなかったみたいですね(笑)。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

こんな大変なご時世だからこそ、私は毎日、楽しく過ごさないともったいないと思っているんです。でも、楽しいことって誰かが与えてくれるものではなく、自分で見つけ出すしかない。辛く感じるか、楽しく感じるかは自分の捉え方次第です。そう考えて、私はなるべく毎日、笑って過ごせればいいなと思って生きています。そもそも、私たち芸能界の仕事は、みなさんに楽しんでもらうための職業。番組を見たら楽しかった、一緒にいて楽しかった……と思われたい。そんな気持ちで一日一日、積み重ねてきました。今回はぜひ、私のレアな半生を見て楽しんでいただければと思います。

そして……私もまだまだこの世界に居座らせてもらおうと考えていますので、10年後ぐらいにまた番組に呼んでください。これから、また新たな最強伝説を作っていきたいと思います(笑)。

■研ナオコ

――収録の感想を教えてください。

楽しかったです!『激レアさんを連れてきた。』はよく拝見していますが、一般の激レアさんがいらっしゃることが多いですよね!? だから今回のオファーをいただいたときは、「私が生きていること自体、激レアなのか?」「いったい何をされるんだろうか?」と、ワケがわかりませんでした。だからなのか、本番でトークがはじまっても、どこかみなさんとかみ合わないんですよ。収録はホントに楽しかったのですが、なんだかなーって思いました(笑)。

――では、「本当の本当にNG無しの人」というオファーには、驚かれたのでしょうか?

驚いた、というより、自分にとってはすべて普通のことだったので、「えっ! 激レアだったの!?」という感覚です。でもスタジオのみなさんの反応を見て、私はこの世界じゃないと生きていけない人間だということはわかりました。これまでも、ちょくちょくそう感じることはあったのですが、今回の出演で、私は一般社会では生きていけない人間なんだなと確信しました。でも、だからといって、これから生き方や考え方を変えるかといったら変わらないですけどね(笑)。

――歌手、そしてバラエティレジェンドとしての伝説も明かされていきますが、ご自身の活躍を振り返っていかがでしたか?

もしも私が「自分はこんなスゴイことをしてきたんだ」と感じる人間だったら、もう終わっていると思います。満足しちゃったら、そこで終わり。まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあると感じているから、続けられるんだと思います。私、やりはじめたことを途中で終わらせるのがキライなんですよ!

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

私は、相手が楽しんでくれている姿を見るのが、大好きなんです。自分のどこが面白いのかはよくわからないけど、コントでもなんでも「あ、笑ってくれてる!」と思うと、「やってよかった」「この現場に来てよかった」と思う……。ライブも同じで、「あぁ楽しかった!」という気持ちになって帰ってもらうのがいちばんうれしい。だから今回もテレビの前のみなさんに「楽しかった」が届けば、それだけでうれしいです。