燦ホールディングスグループは、「終活に関する意識調査」の結果を6月6日に発表した。同調査は3月23日~25日の期間、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)に住む40~70代の男女1,000名を対象にインターネットで実施した。
「終活」という言葉を知っているか尋ねたところ、95%が「知っている」と回答した。「終活」をしたことがあるか聞くと、57%が「したいと思っている」、36%が「したいと思わない」と答えた。実際に「したことがある」は7%に留まっている。
「終活」とはどのようなことをすると考えるか尋ねると、1位は「持ち物の整理」、2位は「エンディングノートを書く」、3位は「遺言の用意」だった。のこされる人へ配慮した回答が上位を占めている。
自分の「終活」を始める年齢は、どのくらいが良いと思うか尋ねたところ「70代」(35%)が最も多かった。「いつから始めてもよい」という回答も30%と多くなっている。「60代」は26%、「50代」は7%、「40代」は2%だった。
「終活」の目的はどのようなことだと思うか聞くと、「のこされた人に迷惑をかけないため」との回答が8割と圧倒的に多かった。「自分にとって、納得のいくライフエンディングを迎えるため」など、自分のためにと考える人は少数派だった。
「終活」への考え方は、コロナ禍の前後で変化はあったか尋ねると、88%が「変化なし」、12%が「変化した」と答えた。
「変化した」と回答した人に、どのように変わったか尋ねたところ、「前倒しで取り組みたいと思った」「少しずつでも準備をした方がいいのかなと意識が変わった」「まだ先のことと考えず、行動の具体化をする準備が必要だと思う」「他人事ではないと思って、先々のことをノートに書いてみたり、娘に話したりした」など、終活を考えるようになった、死を身近に感じたなどの声が多くあがった。