プレシャスパートナーズは5月26日、「新卒採用に関する調査」の結果を発表した。同調査は3月14日~5月11日、2023年度の新卒採用を実施している企業102社を対象に、インターネットで実施した。
説明会から最終面接までの選考の実施方法について尋ねたところ、75.5%が「一部オンラインで行う」と回答した。「全てオンラインで行う」(7.8%)を合わせると、83.3%がオンラインでの選考を導入していることがわかった。
説明会から最終面接までの選考の実施方法で「全てオンライン」「一部オンライン」と回答した企業に、オンラインの活用により入社後のミスマッチが起きていると感じるか聞くと、70.6%が「以前と変わらない」と回答した。「感じている」は14.1%だった。
オンラインの活用による内定辞退率の変化については、75.2%が「以前と変わらない」と回答した。22.4%が「多くなったと感じる」、2.4%が「減ったと感じる」と答えている。
最終面接の実施方法について聞くと、73.5%が「対面での実施のみ」、20.6%が「対面・オンラインを選択制にして実施」と回答している。
社長が説明会から最終面接までの新卒採用の選考フローに関わるか尋ねると、62.7%が「関わる」、37.3%が「関わらない」と回答した。「関わる」と回答した企業に、関わるタイミングを尋ねたところ、「最終面接」(54.9%)が最も多く、「説明会」(18.6%)、「複数回の最終面接までの面接」(11.8%)と続いた。
内定承諾の返答期間は、「1カ月」(33.3%)が最多で、「2週間」(23.5%)が続いた。20.6%は「期間を決めていない(学生が申し出るまで)」と回答しており、内定から承諾までの期間を学生側に委ねる企業も多かった。
内定辞退を防止するための取り組みについて聞くと、69.6%が「定期的な連絡」と答えた。次いで「内定後面談の実施」(51.0%)、「内定者懇親会の実施」(45.1%)なっている。
2023年度の新卒採用を実施している企業に、 2024年度の新卒採用の実施予定について尋ねると、69.6%が「実施する」、23.5%が「検討中」と答えた。
「実施する」「検討中」と回答した企業に、新卒採用の開始時期を尋ねると、27.4%が「まだ決めていない」、25.3%が「2023年より本格的に開始する」と回答した。一方で、「現在採用活動を行っている」(13.7%)、「既に採用活動を終えている」(1.0%)と、すでに採用活動をスタートしている企業も14.7%見られた。