お笑いコンビ・ジョイマンの高木晋哉と池谷和志が28日、東京・町田モディで書籍『ここにいるよ』(発売中 1,400円税抜 ヨシモトブックス刊)の発売記念イベントを行った。

書籍『ここにいるよ』の発売記念イベントを行った高木晋哉と池谷和志(左から)

2014年8月3日、町田モディで起きたジョイマンのサイン会0人事件。衝撃の現実を伝えた高木のツイートは、当時多くの人々に拡散されて今でも語り草となった。あれから8年が経過した2022年、ジョイマンたっての希望で再び同じ場所でサイン会を行うことに。前回は0人だったが、イベント前に行われた報道陣向けの囲み取材で高木が「色々と僕を助けてくれたTwitterの本を出しました。全く売れていませんが、イベントをきっかけに売れるように宣伝したいと思います」と意気込み、多くの報道陣を目の前にした池谷は「ジョイマンとしての囲み取材は初めてで驚いているのとカメラの数に驚いています。この感じだと(目標の)77人はいると思いますよ」と自信を見せた。

8年前はTwitterのフォロワーが約1万人いた中でサイン会を実施。その結果、サイン会は0人で終わり高木がTwitterでそのことを発表したが、「Twitterに上げたら3,000人ドッと来ました。その時はビックリしましたね。気持ち的に自分の中で抱えきれないと思ったので、みんなで分かち合おうという感じでしたよ」と当時を振り返り、「ジョイマンのファンは気を使ってサイン会は0人の方がジョイマンにとって良いんじゃないかと思ったりする声が多いんです。こっちは純粋に来て欲しいし、幸せのジョイマンを見て欲しいですよ」と切実な思いを。そんな彼らの祈りにも似た思いが通じたのか、この日は100人の整理券が完売。サイン会には多くのファンが詰めかけて8年前のリベンジを果たした高木は「(お店の)ドアを開けるまでは緊張してピリピリしていてどうなるんだろうと思いました。2人で話してましたが、M-1の決勝の前ってこういう気分なのかなと。本当にいっぱいお客さんがいてうれしいです」と満面の笑顔を浮かべた。

8年前の同じ場所でサイン会を行ったジョイマン。池谷が「2014年のサイン会も暖かい日だったのであの時を思い出しました(笑)」と悪い予感がしたそうで、高木も「町田はあれっきり来れなかったですね。今日も8年前と同じ空だったので無茶苦茶怖かったし、同じ結果になるのかと思いました」と池谷と同じ思いだったという。また、8年前に店頭で1時間待っていた時のことを振り返り、高木が「途中からネタ合わせし、M-1のネタで良いネタが出来ました」と明かすも、池谷は「3回戦で終わりましたけどね(笑)」と語っていた。