インフキュリオンは5月25日、「決済動向2022年4月調査」の結果を発表した。調査は4月1日~4日、全国の16歳〜69歳男女20,000名を対象にインターネットで行われた。

  • 個別キャッシュレスサービス利用率と直近2年間の増減

    個別キャッシュレスサービス利用率と直近2年間の増減

キャッシュレスサービスの利用状況について調査したところ、「クレジットカード」が77%、「QRコード決済アプリ」が57%、「FeliCa型電子マネー」が56%と、QRコード決済が初めて電子マネーを上回った。

個別キャッシュレスサービス利用率と直近2年間の増減をみると、「楽天カード」「PayPay」の利用が引き続き拡大しており、後払いサービス「NP後払い」も6%と躍進。ブランドデビット首位の「楽天銀行」は利用を拡大する一方、ブランドプリペイド首位の「au P A Yプリペイド」は減少傾向となった。

  • 1年前と比較した利用増減

    1年前と比較した利用増減

次に、それぞれのキャッシュレス決済について、1年前と比べて利用頻度が増えたか減ったかを聞いたところ、「(かなり)増えた」と回答した人の割合が最も多かったのは「QRコード決済アプリ」で60%。次いで「FeliCa型電子マネー」(33%)、「BNPL」(30%)、「クレジットカード」(29%)、「ブランドデビット」(22%)という結果に。

一方、「現金」の利用については、この1年間で41%の人が「(かなり)減った」ことが明らかに。中でも13%の人が「かなり利用が減った」と回答。

日本の消費者を「現金派」と「キャッシュレス派」に分類し、2019年3月調査の結果と比較してみると、「キャッシュレス派」が13%増加し61%に。一方、「現金派」は13%減少し39%となった。