初めてコースに出るときは誰しも緊張するもの。ゴルフのドレスコードや、コース場に着いてからプレー開始までどうすればいいんだろうと悩む人も多いはず。そこで今回はコースデビュー前に抑えておくべき3つのポイントをご紹介。記事をチェックして、コースデビューを成功させましょう。

■ポイント1. ドレスコードを確認

野球やサッカーをはじめとするスポーツには、ユニホームなど専用の服装があります。ゴルフも一緒で、プレー時はゴルフウエアを着用、それに加えゴルフ場へ行く際の服装である「ドレスコード」が必要になってきます。

多くのゴルフ場ホームページには、「来場時、襟付きのシャツとジャケットを着用。ジーパンやサンダルでの来場はお控えください」と言ったドレスコードの記載があります。これは主にゴルフ場が社交場としての役割を担っていたことから、現在でも多くのゴルフ場でドレスコードが慣習化しているようです。少し堅苦しい慣習に思えますが、実際にゴルフ場のクラブハウスへ行ってみると、高級感漂うフロントなど、ドレスコードがふさわしい場だと感じられるでしょう。

ただし、近年ドレスコードを撤廃するゴルフ場も増加してきており、以前ほど厳しく言われることが少なくなってきました。場所によってルールはさまざまですので、事前にホームページなどで確認をしましょう。なお、プレー料金の高いゴルフ場になればなるほど、ドレスコードが厳しくなる傾向にあるようです。

■ポイント2. コースに到着したら何をする?

大前提として、ゴルフコースでプレーをする場合、予約をすることがほとんどです。その際、プレー時間直前に行くのは避けるようにしましょう。基本的にはスタートの40分前、可能であれば途中の交通渋滞を考慮して、1時間前到着をおすすめします。仮に早く着き過ぎたとしても、練習をしたり、レストランでくつろいだりすることも可能ですので、コースデビューに備え、早めに行くよう心がけましょう。

ゴルフ場に着いたら、まずは車でエントランスまで向かい、ゴルフバッグを下ろします。ホテルと同じようにフロントでチェックインをして、ロッカーキーを受け取り、着替えを済ませます。その後は、スタートホールの様子をチェックしにいきましょう。

基本はラウンド開始10分前にコースへ行くものですが、キャンセルなどで予定より早くスタートできることも。ゴルフのスタート時間は7分間隔になっていることが多いので、例えば3組キャンセルがあれば約20分早く出られるというわけです。次に、自分のキャディーバッグが積まれたカートを確認しましょう。待機列に並んでいるカートの数で、自分のスタート時間がおおよそ把握できるはずです。

また、自分のプレーホールを確認することも大切です。ゴルフ場によってはスタートホールが4~5つあり、スタート時間ギリギリに行ってしまうと自身のプレーホールが分からず、遅延の原因になってしまうことも。基本的にスタートホールのそばに練習用のグリーンがあるので、チェックがてら練習をするのがおすすめです。

■ポイント3. 打ちっぱなしでは自分の飛距離をチェック!

コースデビュー前に打ちっぱなしで練習をする人も多いはず。ひたすらボールを打っているかもしれませんが、ここではチェックすべきポイントがあります。

それは自分の「飛距離」です。たとえ同じクラブでも、人によって飛距離はバラバラ。300ヤード飛ばす人もいれば200ヤードの人もいるので、アイアンやフェアウェイウッドを使用した場合の"自身の飛距離"を把握しておくことが重要です。

また、ゴルフクラブには「番手」と言って、クラブの種類が数字によって分けられています。アイアンに関しては一つ番手が違うと10ヤード変わると言われているので、まずは基準となる番手の飛距離を把握しておきましょう。そうすることで、各番手の飛距離も分かるはずです。

さらに「最長飛距離」を把握することも重要。ラウンド時は、ピンまでどのくらい距離があるのかを判断し、適切な番手を選ぶといった場面にしばしば遭遇します。最長飛距離を把握しておくことが、スコアの向上につながるのはもちろん、自分が打ったボールが別の組に飛んでいってしまう危険行為「打ち込み」などのマナー違反防止にも役立ちます。ゴルフ場の中には、ドライバーやアイアンの練習ができる場所もあるので、直前に調整しておくのがいいかもしれません。


ゴルフはメンタルスポーツ。事前の準備をしっかりすることで、良いショットや上達につながります。ラウンドに行く前はぜひ、3つのポイントをチェックしてみてください。