LDHのオーディション「iCON Z 2022 〜Dreams For Children〜」男性部門最終審査が21日に東京・日本武道館で行われ、LIL LEAGUE(リルリーグ)がグランプリを獲得した。
同オーディションは、ボーカル、ラップ、ダンスのジャンルから、男女問わずあらゆる才能を同時募集し、Z世代のスターを発掘するた めにLDH JAPANが仕掛けた。総勢48,000人がエントリーし、男性部門の4次審査を勝ち残った19名が、個人審査に加えてCROONERZ(クルーナーズ/遠藤翼空、夫松健介、石川晃多、沓野広翔、マークエイロン、ギレルメマサユケトマジ西村)、LIL LEAGUE(リルリーグ/難波碧空、岡尾真虎、百田隼麻、山田晃大、岩城星那、中村竜大)、KIDMATIC(キッドマティック/百田隼麻、鈴木瑠偉、山本光汰、川口蒼真、佐藤峻乃介、佐藤蒼虎、岡尾琥珀、中村碧、遠藤翼空)の3グループに分かれてパフォーマンスを披露し、最終審査に挑んだ。
武道館での審査終了後に行われた取材会には、グランプリを獲得したLIL LEAGUEの難波碧空、岡尾真虎、百田隼麻、山田晃大、岩城星那、中村竜大、総合プロデューサーのEXILE HIRO、プロデューサーのEXILE AKIRA、男性部門プロデューサーのEXILE SHOKICHIが登場した。
幼少期からLDHのアーティストが好きだったというメンバーたちは感無量の様子で、AKIRAは決め手について「最大規模のオーディションでグループ審査ということで、課題もものすごく豊富だったんですけど、トータル的に個々のバイタリティや可能性に満ち溢れてる、これまでのEXILE TRIBEにはないカラーを持っている皆さんでしたので、今回グランプリを獲得した」と明かす。SHOKIHIも「成長幅、グループ力が1番輝いてたのかなと思うのと、未来をイメージをさせてくれた。このグループでこういう曲いいなあ、楽しそうだなといろんなイメージが現段階でできたので走らせるタイミングとしてバッチリなのかなと、みんなで選ばせていただきました」と語った。
HIROは「アーティストとしてキャラがものすごく立っていた。あとはキッズのボーイズグループと大人のボーイズグループの狭間にいるような世代なので、すごくインスピレーションを受けて未来が想像できた」と同意。さらに他の2グループについても「正直もう19人全員、自分の中でも本当に感動しましたし、オーディションで言ったら全員合格だなと自分は思えた。それぞれやっぱ人生に色々なタイミングで、SHOKICHIとかも1回オーディションに落ちてEXILEになったりいろんな物語があると思うので、彼らとの出会いを大切にして、これからそれぞれまた新しい物語を自分が提供できるような存在でい続けたい」と意欲を見せる。「一人ひとりは見たりすると相当なポテンシャルの高いメンバーがいっぱいいたので、いい出会いだと思って考えていきたいなと本気で思いました」と今後の展開も期待させる。さらにフレッシュなグループに「みんなが見るから緊張するね。めっちゃかわいいです」と笑顔に。報道陣には「皆さんの顔が普段と違うぐらい優しい」とツッコミも入れていた。
メンバーは半数が中学2年生ということで、大人たちもたじたじ。14歳の岡尾が「失礼かなと思うんですけど、HIROさんの人間性だったり、謙虚さだったり……」と表すと、その場には笑いも。岡尾は「HIROさんは天より上ぐらいの存在だと思うんで、それを超えられるぐらいのテンションで男の中の男の頂点になりたい」と野望を見せた。
今後の展望を聞かれると、HIROは「まだみんなには言ってないけど、EXILEのドームツアーが始まるので、新人の子のオープニングアクトを務めているコーナーに出てもらいたい」と発表。しかしメンバーは突然のことに戸惑っており、HIROは「イヤだったら大丈夫! 無理はしなくていい。もしよかったらそれでパフォーマンスしてもらいたいな」と話しかける。岩城は改めて「本当にEXILEさんのドームツアーのDREAM SPARK(オープニングアクト)に出させていただくいうのは、身が引き締まるというか、より盛り上げられるように、自分たちも全力を尽くして頑張りたいなと思います」と意気込んだ。
メンバー コメント
■岩城星那
・今後アーティストとしてやりたいこと
リハーサル風景などを見させていただいて、EXILEさんのようなハングリー精神、お客さんをどうやったら盛り上げられるか常に追求していらっしゃるアーティストになりたいなと心から思いました。
・自分が負けないところ
真面目なこと言っちゃうと、ステージに立った時の輝きというか、見せ方は絶対に誰にも負けない自信があります。
■難波碧空
・今後アーティストとしてやりたいこと
EXILE TRIBEさんが小さな頃からずっと憧れて来ていた存在なので、LDHの一員として一緒に活動させていただくことの実感も全然わかないですし、僕たちLIL LEAGUEも、どう成長していけるか、今いろんな感情が混ざってるんですけど、EXILE TRIBEさんのような誰かに夢や笑顔を与えられる存在になりたいと思っています。
・自分が負けないところ
声変わりに入り出したかなぐらいのところなんですけど、声の高さは現段階では誰にも負けないと思います。それでまあ、今回のRollah Coasterという楽曲でも、高い音程のパートをやらせていただいて、高い声で魅了できたのかなと思います。
■中村竜大
・今後アーティストとしてやりたいこと
LDHの先輩方の背中を追っていきたい。今回の武道館に向けての練習をしていく中で、プロになることの厳しさがわかり、本当に一つ一つの動きに差を感じて、これをやっていかないといけないんだっていうのは本当に感じましたし、ただこなすだけじゃなくて、超えられるように目指して行かないといけないのかなと本当に感じてて、先輩方にも『やばいやつが来たな』と思わせるぐらいの勢いで頑張っていきたいなと思います。
・自分が負けないところ
自分の甘い声。歌ってる時にも「今、いいなあ」とか思ったりするところがあって。これが1番僕の強みかなと思ってます。
■百田隼麻
・今後アーティストとしてやりたいこと
僕は小学校2年生の時にEXILEさんのライブに初めて行ったんですけど、その時に僕が初めてアーティストになりたいって思えたきっかけがEXILEさんのライブなんです。だからEXILEさんが僕に夢を与えてくれたように、自分もEXILEさんみたいに人に与えられる夢を与えるようなアーティストになりたいなあというのがあります。
・自分が負けないところ
僕の誰にも負けないぞというところは、誰とでもすぐに仲良くなれることかなと思います。
■山田晃大
・今後アーティストとしてやりたいこと
僕が思い描く将来のアーティスト像は、まずパフォーマンス面でダンス、ボーカル、ラップの三刀流のアーティストを掲げて、LIL LEAGUEは個性や色が本当に得意不得意がバラバラなんですよ。それを生かしたグループにしていきたいなと思っていて、一人ひとりの個性を絶対に消さず、いかにグループとして魅了していけるかというところに成長していけたらなと思っています。
・自分が負けないところ
合宿期間中だったりで感じたことなんですけど、前列3人(難波、岡尾、百田)が同じ年で、あとこの2人(岩城、中村)が最年長で、僕が一個下なんですけど中間管理職と言われるので、僕もまとめていけるような役割を担えるのかなと思っているので、そこは絶対に負けてないところだと思います。
■岡尾真虎
・今後アーティストとしてやりたいこと
僕の将来のアーティスト像としては、EXILEさんやTRIBEメンバーの皆さんも本当に昔から、男の中の男だなと思っていて、パフォーマンスに関しても人間性に関しても男の頂点みたいな感じがするので。しかもその中にもそれぞれのアーティストさんの個性が引き立っていて、全アーティストさんの個性を全て奪って、男の中の男の頂点になりたいという大きい夢を持っています。でも本当に多分失礼かなと思うんですけど、本当にHIROさんの人間性だったり謙虚さだったり、僕らにとっては天より上ぐらいの存在だと思うんで、それを超えられるぐらいの気持ち、テンションで本当に男になりたいなあと思っています。
・自分が負けないところ
この間14歳になって、今中学2年生なんですけど、ダンスのクレイジーさは負けないかもしれない。14歳でありつつ、14歳には見えないようなダンスのクレイジーさ、個性は1番かなと思っています。