銚子電気鉄道は、同社が運行しているコラボ電車「問題だらけの“もんだいがある”きゃりー電車」に、きゃりーぱみゅぱみゅさんが初めて乗車したと発表した。

  • 「きゃりー電車」と並ぶきゃりーぱみゅぱみゅさん

メジャーデビュー10周年を記念した全国30公演ツアーを開催中のきゃりーぱみゅぱみゅさん。「地方から日本を元気に」のメッセージを込めたツアー連動企画「LOCAL POWER JAPAN プロジェクト」を展開し、コロナ禍で打撃を受けた地方産業や観光業を応援するため、各地の地元企業とユニークなコラボレーションを展開している。

千葉では、「経営状態に“もんだい”がある」と自虐ネタを連発している銚子電鉄と、自身のヒットソング「もんだいガール」をテーマにコラボレーションを展開。コラボ電車「問題だらけの“もんだいがある”きゃりー電車」がゴールデンウィーク初日から運行開始し、連休期間中は多くの乗客でにぎわったという。

きゃりーぱみゅぱみゅさんは、ツアーの合間をぬって銚子を訪ね、「きゃりー電車」に初めて乗車。「もんだいガール」のミュージックビデオの世界観をイメージしたバルーンの装飾を初めて実際に目にし、「かわいい!」と歓声を上げた。

  • きゃりーぱみゅぱみゅさんが「きゃりー電車」に初めて乗車した

電車の出発後、きゃりーさんが各駅周辺を案内する車内アナウンスが流れ、人気の「緑のトンネル」や、一面のキャベツ畑の中を通り抜け、終点の外川駅まで約21分間の旅を満喫した。その後、「“もんだいがある”観音駅リニューアルお披露目イベント」が観音駅構内で開かれ、銚子市長の越川信一氏、銚子電気鉄道代表取締役社長の竹本勝紀氏とともにきゃりーさんも出席。今回のコラボレーションをきっかけに、老朽化の進んだ観音駅がリニューアルを果たしたことを受け、市長と社長がきゃりーさんに謝意を伝えた。

「銚子電鉄さんは自虐ネタをよくされていますが、自虐をするにも勇気がいることだと思うし、そんな銚子電鉄さんだからこそみんなが助けようという気持ちになるんだと思います。私も銚子電鉄さんのように、100年愛されていけるように頑張りたいと思います」ときゃりーさん。一方、竹本社長は、「きゃりー電車」のおかげでゴールデンウィークに想定以上の来場があり、主力商品の「まずい棒」やぬれ煎餅が連休半ばに欠品になってしまったという「問題」を披露した。

最後に、きゃりーさんが「“問題がある”ということは、それを解決しようと頑張るきっかけにもなるということだし、問題を乗り越えたらまた新たなるステージにいけるということなので、これからもピンチをチャンスに変えて銚子電鉄さんには頑張っていただきたいです!」とエールを送り、温かい拍手でイベントが締めくくられた。