自由に生ビールを楽しむ機会が、ここ数年で激減した。自宅での缶ビールもいいが、たまに居酒屋の生ビールを飲むと「やっぱり美味い……!」と改めて痛感させられる。
そんな中、アサヒビールが「“本当にうまい生ビール”を、いつでもどこでも楽しめる世界を創る」という思いで展開し始めたのが、「本格泡リッチサーバー」を貸し出すアサヒビールの生ビールサービス「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」である。
しかも、今度は「外にも気軽にサーバーを持ち運べる新サービス」までスタートするというではないか。コロナ禍での自宅飲みはもちろん、これからのレジャーシーズンで活躍すること確定のこのサービス、体験会で触れる機会があったのでさっそく詳細をご紹介しよう。
自宅でスーパードライ「エクストラコールド」が飲める夢のマシン
一言でいうと、「ドラフターズ」は昨年5月にスタートしたばかりの生ビールのサブスクリプションサービスで、この1年間という短期間で利用者はすでに17000人を突破した。
サービスの主な流れを説明すると、まず「アサヒ ドラフターズ」公式LINEに登録してアンケートに回答すると本会員登録の案内がくるので、月額7,980円~のドラフターズ会員に登録。登録後、「本格泡リッチサーバー」と生ビール(スーパードライの2リットルボトル×1本)が届く。その後は月に2回ペースでスーパードライの2リットルボトルが送られてくるというサービスだ。月に2リットルボトル×2本=4リットルじゃ量が足りない! という場合は、1本1,980円でボトルの追加注文も可能である(送料は無料)。
本格泡リッチサーバーは正真正銘のプロ仕様で、通常の生ビールはもちろん、氷点下のスーパードライ「エクストラコールド」も楽しむことができる。限られたお店でしか飲めなかったエクストラコールドが自宅で飲めるようになるなんて……スーパードライのファンからすれば夢のようなマシンである。
ビールは基本的にスーパードライがメインではあるが、今年3月には「ペールエール」が3000本限定で受注販売され、即完売。5月には「ゴールデンエール」が6000本限定で受注販売され、こちらも大人気だという。どちらもドラフターズ会員のために開発されたスペシャル仕様の生ビールで、こうした会員限定特典があるのもこのサービスの大きなメリットだと言える。
前置きが長くなったが、そろそろ実際に本格泡リッチサーバーでエクストラコールドを味わってみよう。
レバーを手前に倒すと生ビールが……
そしてレバーを奥に倒すと泡が……
完成! グラスから冷たさがダイレクトに伝わってくるようだ。実際に飲んでみると……。
く~、これこれ! これだよ! 美味しい居酒屋やバーで飲むスーパードライのエクストラコールドそのもの!
キンッキンに冷えてて本当に美味いし、泡も素晴らしくきめ細かい! この日は屋外で味わったが、これを自宅で飲むことができるなんて、ちょっとまだ現実味がわかないくらいの衝撃度である。
アウトドアでも使える「どこでもサーバー」も登場!
さらに、6月28日からはドラフターズ会員向けに「どこでもサーバー」なる新サービスもスタートする。「本格泡リッチサーバー」はビールを冷やすために電源が必要だし、そもそも持ち運びに適したサーバーではない。しかし「どこでもサーバー」は文字通りどこにでも持ち運びできるサーバーで、電源も不要だ。
「どこでもサーバー」は、優れた断熱技術を誇る魔法瓶のパイオニア「サーモス」と共同開発した意欲作。高い保冷機能を備え、冷えたボトルを5時間にわたってキンキン状態でキープできる。
ドラフターズ会員は月額980円の追加料金を支払うことでレンタル可能。キャンプやバーベキューなどのアウトドア遊びはもちろん、ホームパーティーに招かれたときなどに持参すればたちまちヒーロー視されること請け合いである。
さて、一体どんな仕組みなのか、中を開けてると必要機材が詰め込まれているのが確認できる。
中身を出して整理してみると……
こんな感じ。ボトルからビールを注ぐためのレバーやチューブ、ミニガスなどがコンパクトにまとめられるようになっている。
これらを組み立ててみると……。
このような形になる。組み立てはめちゃくちゃ簡単だ。右手に持っているのがタップ部分、左手に持っているのがボトルからビールを押し出すためのミニガスである。
そして、ボトルには冷凍庫で冷やした保冷剤をぐるりと一巻き。
このボトルを先ほど組み立てたパーツと組み合わせると……
完成! これをサーモスと共同開発した保冷バッグに入れて……
セッティング完了!!
仕組みもよくわかったところで、肝心の味を確かめてみよう。
ぐぐぐ~っと注いで……いただきます!
絶品! しっかりと冷えたビールとなめらかな泡は、やはりお店で飲む生ビールそのもの。電源なしなので「エクストラコールド」は作れないが、これはこれで十分すぎるほど優秀だ。だって、これがあればいつでもどこでも、それこそ山でもビーチでもお店レベルの生ビールが味わえるんだから。ただみんなで飲むときは、2リットルのボトル1本では絶対足りなくなりそうなので、クーラーボックスなどで予備のボトルを冷やしておいた方が良さそうだ。
バッグの重量は、わずか2.5kg。女性でも片手で楽に持ち運ぶことができる。しかも汚れがわかりづらい紺色なのも、アウトドアで持っていくには嬉しいところ。これからのレジャーシーズン、きっと大活躍してくれるに違いない。これは欲しい……! 6月1日から「ドラフターズ」公式サイトより申し込みを開始するそうだ。
また現在、新木場にある「東京夢の島マリーナ イーノの森 BBQ Station」(東京都江東区夢の島3-2)では、アサヒビールがアウトドアブランド「コールマン」とコラボして、「アウトドアでのドラフターズの楽しみ方」を体験できるイベントも開催している。
コールマンのキャンプギアを使い、バーベキューを楽しみながら本格泡リッチサーバーでエクストラコールドが味わえるというイベントだ。これから本格的に暑い季節になるけれど、晴れた空の下、炭で焼いた肉や野菜と泡まで美味しい生ビールの組み合わせは最高というしかないだろう。1日3区画限定で、1区画の最大定員は10名まで。11~16時までで45,000円(消費税抜き、フード・飲み放題料金は別途)で貸し出している。予約は「東京夢の島マリーナ イーノの森 BBQ Station」の公式サイトから申し込み可能だ。
今後は、コールマンが関わっているキャンプ場やバーベキュー会場でも同様のイベントを展開する予定だそう。ドラフターズ会員に興味はあるけど、バーベキューを楽しみつつ試してみたいな……という方は、予約してみてもよいだろう。屋外で飲む生ビールを味わったらもう後戻りはできないかもしれないが……それは自己責任ということで(笑)。