レクサスは新型「UX200/250h」を世界初公開した。日本での発売は2022年夏頃を予定している。
「UX」は2018年にレクサスのラインアップに加わった都会派コンパクトクロスオーバー。「Creative Urban Explorer」をコンセプトに、新たなライフスタイルを探求するきっかけ「CUE」となることを目指したクルマだ。
タフな力強さを強調する厚みのあるボディと俊敏な走りを想起させる張り出したフェンダーにより、大胆かつ洗練されたエクステリアを実現。インテリアではドライビングの高揚感を演出するコックピットと視覚的な開放感を両立している。加えて走りでは、優れた操舵応答性・操縦安定性と上質な乗り心地を追求した。
UXは2018年の発売以降、2022年3月末時点で80以上の国と地域で累計約24万台を販売。ハイブリッドやバッテリーEVの電動モデルを拡充し、電動車の販売比率はグローバルで約80%を達成。レクサスラインアップの中で電動化を牽引するモデルとなっている。
同社は今後も多様化するユーザーのニーズやライフスタイルに寄り添いながら、カーボンニュートラル社会の実現に向け、プラクティカルな電動車の普及に貢献していくとしている。
新型「UX200/250h」はたゆまぬ進化を追求していく"Always On"の思想のもと、上質ですっきりと奥深い走りの味の深化と、予防安全技術の機能拡充や最新のマルチメディアシステムを採用した先進装備の進化に取り組んだ。
走りの味の深化では、ボディのスポット溶接打点を20点追加することでボディ剛性を強化し、EPSやアブソーバーなどのチューニングを実施。Toyota Technical Center Shimoyamaで走り込むことで、上質さとダイレクト感、レスポンスの更なる向上によるすっきりと奥深い走りを実現した。
先進装備の進化では予防安全技術「Lexus Safety System +」の機能を拡充することで、より安全・安心に運転を楽しんでもらうことを目指した。大型化/高解像度化したタッチディスプレイ搭載の最新マルチメディアシステムも採用。加えて、インパネおよびコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化し、充電用USBコネクタ(Type-C)2口をコンソール前方に新設するなど、使い勝手を向上した。
今回の公開にあたって、Lexus International 主査の江本光輝氏は以下のようにコメントしている。
「UXはこれまでAlways Onの思想で年次改良を実施してきましたが、新型UXでは特にHEVを中心とした電動車の魅力向上を目指し、レクサス車ならではの走りの味の『深化』と先進装備の『進化』を開発テーマとしました。この2つの『深化』と『進化』により、世界中のお客様に対し、心の豊かさが感じられ、快適かつ安心・安全なドライブをご堪能頂けるよう、プロジェクトメンバー一丸となり、細かい点まで徹底的にこだわって開発しました。ぜひ新型UXにお乗り頂き、我々レクサスのこだわりをご体感頂ければ幸いです」