JR東日本は、鉄道開業150年を記念し、歴史を感じられる特別企画展「鉄道の作った日本の旅150年(仮称)」など開催するほか、鉄道開業150年にちなんだ記念「Suica」の販売をはじめ、社会全体に「賑わい」を創出するさまざまな企画を実施すると発表した。

  • 1954(昭和29)年、鉄道を利用した遠足の様子(提供 : JR東日本)

  • 1959(昭和34)年の夜行列車の様子(提供 : JR東日本)

歴史を感じられる特別企画展として、「鉄道の作った日本の旅150年(仮称)」「鉄道と美術の150年(仮称)」を開催する。新橋~横浜間の記録史の編纂や「鉄道開業150年」記念セミナーなども実施される。

「鉄道の作った日本の旅150年(仮称)」は、鉄道の開業・発展により、その姿を大きく変えてきた日本人の旅と鉄道との関わりを振り返る企画展。通常は展示していない鉄道博物館所蔵の貴重資料を期間限定で展示する。2022年7月23日から2023年1月30日まで、鉄道博物館本館2階スペシャルギャラリーにて開催(期間の途中に展示替えを行う予定)する。

「鉄道と美術の150年(仮称)」は、鉄道開業から今日までの鉄道史について、錦絵や近現代美術による鉄道をモチーフにした作品とともに振り返る企画展。2022年10月8日から2023年1月9日まで、東京ステーションギャラリーにて開催する。

新橋~横浜間の記録史の編纂は、高輪築堤の価値を次世代に継承する取組みの一環として、新橋~横浜間約29kmにわたる記録史を文献調査などによって整理・編纂するプロジェクト。高輪ゲートウェイシティ(仮称)複合棟Iが開業する2025年3月の完遂をめざすとのこと。

「鉄道開業150年」記念セミナーは、鉄道開業150年の節目の年に鉄道への理解を深めることを目的に、鉄道の歴史や文化を振り返るとともに鉄道の未来を展望するセミナー。その他のセミナーや詳細は後日、スペシャルサイト等にて発表される。

  • 「鉄道開業150周年記念Suica」商品イメージ(提供 : JR東日本)

鉄道150年を彩る「記念グッズ」として、6月上旬(予定)に「鉄道開業150周年記念Suica」を「JRE MALL」にて1万5,000円(送料別)で限定販売。鉄道開業当時の「1号機関車」、日本初の電車特急「151系こだま」、さらに「JR東日本の新幹線オールラインナップ」という貴重な写真を使用した3枚の「Suica」を専用の盾に収納した商品となる。

新橋~横浜間の鉄道開業に際し、英国から輸入された「1号機関車」(国の重要文化財指定)の純金模型も製作・販売。鉄道博物館(東日本鉄道文化財団)監修の精巧なモデルで、完全フルオーダーのメモリアル商品となる。純金重量は約500グラム(2両の合計)。台車は純銀製でケースも付属する。受付期間は5月16日から11月30日まで。申込みや支払方法などは、「JRE MALL」内の「GENERAL STORE RAILYARD(ジェネラルストアレールヤード)」で確認できる。

  • 「純金製1号機関車」商品イメージ(提供 : JR東日本)

これらの他にも、鉄道150年を彩るきっぷ・旅行商品や特別な体験を用意しているとのこと。