スノーピークは4月29日、二子玉川 蔦屋家電に「Snow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川(スノーピークライフビオトープストア二子玉川)」をオープンする。注目の家具ブランド「TUGUCA(つぐか)」を中心に、アウトドアからインドアまでさまざまなライフスタイルを提案する、スノーピーク初の業態となる店舗を取材した。

  • Snow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川

野遊び×衣食住働遊

スノーピークは、オートキャンプという文化の中で培ってきた「野遊び」の知見を生かし、「衣食住働遊」といったさまざまなライフステージにおいて自然がもつ環境を直に感じ、自然に対する未来の価値観を育てる「LIFE BIOTOPE」という取り組みを発表している。

今回オープンする「LIFE BIOTOPE STORE」は、その世界観を表現するコミュニティ型店舗として、アウトドアシーンだけでなくインドアでも使えるアイテムやシーンを多数提案している。

スノーピークがつくる家具とは

その中心となるのが、スノーピーク初の家具ブランド「TUGUCA」だ。TUGUCAは、柱や梁、天板など、パーツを組み換え、使う人やライフスタイルに合わせてレイアウトを気軽に変えることができることが特徴となっている。

  • 「TUGUCA」の特徴は“自由さ”

開発担当の同社未来開発部・鴨志田栄汰氏は、「自分でテントを張り、レイアウトを決められるキャンプの自由さを家の中に持ち込めたらと思い、可変する家具を考えました」と話す。

  • 開発担当の鴨志田栄汰氏

工具を使わず、金具の位置を変えるだけで簡単にレイアウトを組み替えられ、自分が思い描いたレイアウトをすぐに叶えられるところが魅力。多様なオプションも取り揃え、子ども部屋からオフィスまで、幅広い利用シーンが想定される。

  • 低めにテーブルをセットして子ども部屋に

  • ホワイトボードをつけてオフィスに

  • 柱の数を増やして大きなレイアウトも作れる

デザインについてもこだわっており、国産ヒノキを使用した柱は真ん中に“抜け”を作り、レールを内側に隠すことで圧迫感をなくしたという。金具は新潟県で製造しており、「生産者の顔が見えるものづくり」を大切にしていると、鴨志田氏。

  • 4本の柱を組み合わせて1本の柱にすることで“抜け”を作る

「使う人に合わせて変化していくので、一生ものの家具になると思います」と自信をうかがわせた。

  • レイアウトは使う人次第

スタンダードセットは3種類で、柱が2本の「Wall」(253,000円~)、3本の「Corner」(385,000円~)、4本の「Square」(605,000円~)。それぞれ柱の他にウォールやシェルフなどがセットとなっており、オプションの柱やフレームなどを使って拡張したり形を変えたりすることもできる。カラーはナチュラルウッド、ブラウンウッド、チャコールウッドの3色。

アウトドアからインドアまで

そのほか、同店ではアパレル、ペット、ダイニング用品などもシーン別に販売。もちろんキャンプギアも取り扱い、店舗奥のイベントスペースでは、今後テントの展示なども行うという。

  • アパレルコーナーには子ども服も

  • シーズンに合わせたペット用品も取り揃える

  • 多目的に利用されるイベントスペース

キャンプをする人だけでなく、キャンプをしない人でも、スノーピークを生活の中に取り入れられる。そんな幅広い価値観を提供する店舗となっている。

■Information
Snow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川
住所:東京都世田谷区玉川1丁目14番1号二子玉川ライズS.C.テラスマーケット2階
営業時間:10~20時
定休日1月1日のみ