明治安田生命保険は4月25日、「家計」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2022年3月23~29日、調査対象は20~79歳の既婚者、有効回答は1,620人。
物価高による家計への影響、9割弱が「感じる」
現在の物価高による家計への影響を聞くと、「影響を感じる」は51.5%、「今後影響がある」は36.2%で、合わせて9割近い87.7%が物価高による家計への影響を危惧していた。
最も物価高の影響を感じる(今後影響があると思う)費用は、1位「食費」(43.2%)、2位「ガソリン代」(30.6%)、3位「光熱費・水道代」(23.2%)となった。
昨年同時期と比較した年収の変化を尋ねると、「減った」人は28.7%で、「増えた」人(10.5%)の約3倍に。年収が減った理由については、1位「企業業績等で給料が減ったため」(36.3%)、2位「出勤日数が減ったため」(19.6%)、3位「(在宅勤務等により)残業代が減ったため」(16.6%)となった。
世帯の貯蓄額は前年比69万円増の1,408万円と、2年ぶりに増加。貯蓄方法については、「銀行預金」が72.6%と高い一方、 投資(株式や投資信託など)は16.8%にとどまった。
夫婦のお小遣いの金額を調べると、全体の月平均額は同851円増の2万7,295円。夫婦別では、夫は同1,374円増の3万3,435円と3年ぶりに増加したものの、コロナ禍前の2019年の3万7,774円には届かなかった。一方、妻は同327円増の2万1,154円と3年連続で増加した。