クロス・マーケティングは4月21日、「食に関する調査(2022年)」の結果を発表した。調査は4月1日~3日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。

  • 外食頻度・外食先・外食理由

    外食頻度・外食先・外食理由

外食頻度について質問したところ、「週に1回以上」は30%、「月に1回以上」は56%という結果に。主に「和食店」(38%)、「ファミリーレストラン」「ラーメン店」(ともに32%)を利用する人が多く、年代別の特徴としては、20代は「ファーストフード店」、60代は「和食店」「うどん/そばの店」の利用が他年代に比べて多かった。

外食をする理由については、「美味しいものを食べたい」(31%)、「好きなものを食べたい」(27%)、「息抜きや気分転換したい」(24%)が上位に。一方、直近1年間に外食をしなかった理由を聞くと、「コロナに感染したくない」(42%)がダントツに高く、次いで「節約したい」(24%)、「行くのが面倒」(23%)と続き、60代に関しては「コロナに感染したくない」が61%と極めて高い結果となった。

  • 値上げやフードロスに対する意識・行動

    値上げやフードロスに対する意識・行動

続いて、食品の値上げが続いていることを受けて、「いつも買う商品が値上がりした際に、どのような行動をとるか」を教えてもらったところ、「値上がりしても、いつも買う商品を買うことが多い」は33%、「同ジャンルの安い商品に替えることが多い」が30%ときっ抗。また、ステルス値上げに「(なんとなく)気付いている」という人は81%と高い割合を示した。

さらに、フードロスに対して普段行っていることを聞くと、「残っている食材から使う」(33%)、「必要な分だけ買って食べきる」「冷蔵庫や食品庫にある食材を確認している」(ともに32%)が上位に。特に、50~60代でフードロスに関して多数の行動をとっている人が多いことがわかった。

  • トレンド食品の認知・購入状況

    トレンド食品の認知・購入状況

次に、最近話題にあがっている食品の認知率を調べたところ、高い順に「オーツ麦・オートミール」「地産地消」「代替肉」「昆虫食」。購入経験があるのは「地産地消できる食材」が23%、「オーツ麦・オートミール」は14%程度で他の食品はまだ低い。

どのような食品か説明文を提示し、興味関心を聴取したところ、「地産地消」「代替肉」「オーツ麦・オートミール」「スーパーフード」「フェアトレード食品」が上位にあがった。女性のトレンド食品に対する興味関心は全般的にやや高い。