クロス・マーケティングは4月15日、「食に関する調査(2022年)」の結果を発表した。調査は4月1日〜3日、20歳〜69歳の男女2,500人を対象に実施したもの。

  • 自宅での食シーン別の食べる食事内容

朝食、昼食、夕食ごとに自宅で食事をする際の手料理と出来合いの食品を食べる頻度を聞いたところ、三食ともに手料理をしている割合が最も高かった。特に夕食の手料理率は「手料理を食べることが多い」「どちらかといえば手料理を食べることが多い」を合わせて79%を占めている。

年代別で見ると、手料理率は年代が高いほど高まる傾向が見られた。

  • 自宅での食シーン別手料理率

出来合いの食品の購入理由について聞いてみると、「手軽にすませたい」(48%)、「買い物や食事作りが面倒」(37%)、「自分では作れない料理を食べたい」(34%)が上位となっている。

  • 出来合いの食品の購入理由、選定時重視点

一方で、選定時重視点については、おいしそうである事や値段が安い事、量がちょうどよい事があがっており、中でも60代の割合が高い傾向が見られた。

食品を購入する際に確認する商品パッケージの記載内容について尋ねると、「賞味期限」が59%と最も高く、次いで「内容量」「製造国」「原産地」がそれぞれ3割を超える結果に。

  • 商品パッケージ記載内容で確認していること

女性や50代、60代の確認箇所の平均は3カ所以上であり、全体の平均より多い。60代は、「メーカー・ブランド」「食品添加物」の確認割合も高く見られた。

時短料理などに利用される食品の購入状況については、インスタント・フリーズドライ・レトルト・冷凍食品のいずれも、年齢が高くなるにつれ「普段買っている」人が多い。20代の普段の購入率は他年代より低く、特にレトルト食品は5割に満たなかった。

  • 普段購入するインスタント食品・フリーズドライ食品、レトルト食品、冷凍食品