品川区は5月1日、同区戸越公園内に「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」をオープンする。

  • 「エコルとごし」南側外観

同施設は、自主的な環境保全活動の支援や環境情報発信の拠点としてさまざまな工夫を凝らし、環境意識のさらなる向上につなげていく施設。施設内には、公園内の豊かな自然や体感を重視した展示物を掲示し、環境を楽しみながら学ぶことができる。また、公園内の一施設であることから区民の憩いと交流の場としても利用できる。

  • 「エコルとごし」内コミュニティラウンジ

都内公共施設としては、初となる建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」認証を取得。設計段階で建築物のエネルギー消費量の85%を削減し、竣工時にはさらなる削減が進み、91%の削減を実現した。

体験型コンテンツは、地球温暖化対策をメインテーマに、施設の第一ターゲットである「子ども」が楽しみながら環境を学べる内容となっている。大型映像展示では、床・壁一面にダイナミックな映像を投影。身体の動きが反応し、自分と環境との関わりを空間全体で疑似体験することができる。常設展示「トイカケのジカン」は、1秒、1日、1年という時間の尺度を通じて自分と環境とのつながりを感じ、体感的に学びを深めるものとした。

  • 大型映像展示「いきものタッチ」

  • 常設展示「トイカケのジカン」

施設内には、乳幼児連れ親子も過ごせるようキッズスペース・授乳室を完備。雨の日も遊べるよう、品川の風景を可愛く表現した壁面パズル「しながわパズルウォール」や木製玩具も用意した。

  • 「エコルとごし」内キッズスペース

公園内の自然を使ったワークショップやSDGs講座など、子どもたちや親子が環境を身近に感じながら楽しく学ぶ企画も、週1回程度開催予定とのこと。