沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(ゴリ、川田広樹)が17日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。

  • ガレッジセールの川田広樹(左)とゴリ

新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催せず、今回、感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに開催された「国際通りレッドカーペット」。大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、映画祭のゲストや関係者ら133人がカーペットを歩いた。

ガレッジセールの2人は、笑顔で観客に手を振りながら3年ぶりのレッドカーペットを満喫。ゴリは「我々の青春時代は、アメリカンビレッジもおもろまちもなく、デートする、買い物に行く、映画を観る、すべて青春は国際通りだった。そこのど真ん中を歩いて、県民から手を振られるなんて幸せはないです。最高のロードです」と興奮気味に語った。

川田も「今回コロナ禍なので、握手や写真はやめてくださいって言われていたので、ちょっと寂しいなと思っていたんですけど、みんな笑顔で手を振ってくれて、やっぱ楽しいわって思いました。ありがたいですね」としみじみ。「歩けて幸せです」と喜びをかみしめた。

2月に転倒によって左腕を骨折したゴリは、それ以降、イベントに登壇する際はギプスと着用していたが、2日前にギプスから解放されたという。「本当は今日、お客さんと握手したかったんですけど、ある意味救われたかもしれない、まだ骨が柔らかい時期らしいので、握手のやり方によってはまたギプスをつける可能性があるので」と笑いを誘い、「(手を振るのは)間に合いました。でも、あと1カ月くらいリハビリがかかるらしいので、手の振り方がぎこちないんです」と話した。

3月27日に行われた「島ぜんぶでおーきな祭presents『有楽町でも沖縄国際映画祭!』」では、サラサラの髪で登壇し、「腕を骨折しておりまして、ドライヤーでセットができないんですよ。サラサラでいかせてもらいます」と説明していたが、この日は少しセットした髪に。「七三分けにしたいんですけど、今日もサラサラヘアで。スプレーだけはかけました」と説明していた。

2009年にスタートした「沖縄国際映画祭」は、沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典。第14回となる今年は、4月16日~17日の2日間、オンラインコンテンツも交えて開催。沖縄県が本土復帰50周年の節目ということもあり、沖縄を舞台にした作品を那覇市・桜坂劇場にて上映し、ステージイベント、アート展、ソーシャルビジネスコンテストなども実施した。