学校生活を送る中で、仲間外れや陰口を言われるといった経験をした人も多いのではないでしょうか。春から中学校や高校と新しいステージに突入したけれど、新生活への期待よりも不安の方が大きくて、押しつぶされそう……。

そんな苦しい子どもの気持ちを軽くしてくれたという、熱血教師の言葉を描いたエッセイ漫画がTwitterで話題になっています。

いまも忘れられない、入学式での熱血教師の話(@kiriillustより引用)

  • (@kiriillustより引用)

  • (@kiriillustより引用)

  • (@kiriillustより引用)

  • (@kiriillustより引用)

  • (@kiriillustより引用)

  • (@kiriillustより引用)

投稿したのは、キリ@月曜に犬のマンガUPする人(@kiriillust)さん。キリさんが中学校に入学した時の経験を描いた2ツイート6ページの漫画です。「友達できるかな」「小学校はキツかった、中学校もロクなもんじゃないに決まってる」そんなネガティブな気持ちを明るくしてくれたのは、生活指導の先生の「クラスメイトのことは、マンガのキャラクターだと思え」という熱い言葉でした。

生活指導の先生というと、校則の説明や授業態度など、学校生活を送る上での細かなルールを話すというイメージ。しかし、そのようなお堅い説明はなく、新入生の不安な気持ちを理解し、心配を吹き飛ばしてくれる言葉をかけてくれる先生に対し、2つのツイート合わせて21.5万の「いいね」が集まりました。

このツイートに対して、「やばい涙が出てきた………(泣)」「キャラクターという言葉を使うことで、個性を受け入れさせやすく、かつ割りきりをさせたんですね」「いい先生だね、こんな先生が全国にいたらもっと学校の生活が楽になる」「中学時代にこういう先生にいてほしかった」「もっと若い時に聞きたかった。でも今からでも遅くない気がする」「イイ人に巡り会うということは財産」といったコメントが寄せられました。

中には、実際に子どもが同じように不安定な状況になっている人からのコメントも。「惚れる!わたしもこどもに言ってあげよう」「周りの子どもたちにもぜひ伝えたい」「悩んでいる娘にこの漫画を見せたい」などのリプもありました。不安で心を固くしている子どもが、この漫画を読んで気持ちが少しでもほぐれるといいですね。

投稿者さんに聞いてみた

普段は飼っている犬との日常漫画を描いているキリさんですが、今回は趣向を変えて、自分の中学生の時の思い出がテーマ。大反響だった今回のツイートについて、キリさんに聞いてみました。

――投稿したきっかけは?

当時気持ちが楽になったので、私のようにこういう言葉がほしかった、っていう子がもしかして今もいるんじゃないかな? 漫画にしたら届かないかな? という願いで描きました。

――多くの反響が寄せられていますね。

思った以上に反響があって驚いてます。みなさんご自身の経験を書いてくださったり、良い先生だと褒めてくださったり感謝でいっぱいです。

これが全ての場面に役立つとも考えておりません、たくさんのご意見やご感想をいただき、本当にありがとうございます!


入学式を終え、新しい環境の中で緊張の毎日を送っている新入生は多いことでしょう。それを見守る親も不安を感じているはず。同じような不安を抱える子どもや親に、キリさんが影響を受けた熱血先生の言葉が届くといいですね。