新型コロナウイルスによって甚大な影響を受けたイベント業界を活性化させるために、文化芸術・スポーツなどのイベントのチケットを割引購入できるキャンペーン「イベントワクワク割(わくわり)」が始まります。どんなイベントで利用できるのか、どうすれば割引になるのか、今すぐ知りたい疑問にお答えします!

■イベントワクワク割とは

新型コロナウイルスの影響によってイベント業界は大打撃を受け、今もなお苦しい状況が続いています。そうしたイベント業界の需要を喚起させるために、イベント・エンターテイメントのチケットを購入した消費者が2割相当分の割引を受けられるキャンペーン「イベントワクワク割」が実施されます。

割引を受けるには、ワクチンの接種歴またはPCR検査等の検査結果が陰性であることを確認することが条件となっています。これによって、消費者が安心してイベントに参加できる環境を醸成していくとともに、イベントに関わる人々に、新型コロナウイルスの感染拡大防止策の定着を促すことができます。

  • ※出典: 経済産業省 イベントワクワク割

イベント主催者が販売依頼をしたチケット販売事業者が、事務局の募集に対して登録手続きをするとイベントワクワク割に参加することができます。消費者はイベントワクワク割に参加している販売会社からチケットを購入することで割引を受けられます。割引を受けた消費者はワクチン接種証明書またはPCR検査等の陰性の検査結果を提示することでイベントに参加できます。

■どんなイベントがある?

イベントワクワク割の対象となるイベントは次のようなものがあります。

●映画館
●演劇
●音楽コンサート
●芸能・演芸
●参加型スポーツイベント
●スポーツ試合観戦
●展示会
●伝統芸能
●博物館・美術館・動物園・水族館
●ファッションショー
●舞踊
●遊園地・テーマパーク
※いずれもイベントワクワク割の参加要件を満たしている必要があります。
※飲食や移動・宿泊を主目的としたイベントは対象外となります。

キャンペーンはこれからなので、実際にどのようなイベントがイベントワクワク割の対象となるのかは未定です。キャンペーンが始まったら、「イベントワクワク割公式サイト」で対象イベントが検索できるようになると思われます。

  • イベントワクワク割が適用されるイベントの条件※出典: 経済産業省 イベントワクワク割

■割引を受けるには

イベントワクワク割は誰でも参加可能ですが、フィジカルに開催されるイベントは、ワクチンの接種歴またはPCR検査等の検査結果が陰性であることを確認できることが割引の条件となっています。(オンラインによる参加は除く)

*ワクチン接種歴の確認

下記のいずれかを提示

1.ワクチン接種証明書(書面)
2.ワクチン接種証明書に類するもの
・新型コロナワクチン接種証明書アプリ
・地方自治体が発行するアプリ 等
※写真画像やコピーも利用可能
※接種からの有効期限は設けない
※2回目接種日から14日以上経過していること

現時点では、「ワクチン接種歴」については、2回接種が完了していることが条件となっています。

*陰性の検査結果の確認

下記のいずれかを提示

1.PCR検査等(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査を含む)の検査結果
2.抗原定性検査の検査結果
※PCR検査等の検査結果の有効期限は、検体採取日から3日以内とする
※抗原定性検査の検査結果の有効期限は、検体採取日から1日以内とする
※検査方法は、「ワクチン・検査パッケージ制度要綱」の記載内容に準ずる
※写真画像やコピーも利用可能

「ワクチン接種歴」または「陰性の検査結果」の提示を行うことに同意をして、チケットを購入します。イベントの来場時に証明書などを提示してチェックを受けます。(購入後から来場までの間に確認する場合もあり)

当日、証明書を忘れたなど、ワクチン接種済または検査結果が陰性であることを確認できない場合は、入場不可(チケット忘れと同様の扱い)の措置が取られることになります。

■割引額は?

チケット1枚あたり、通常価格の2割相当額(上限額2,000円)となります。
※小数点以下の金額は切捨て

たとえば、チケット代が1枚5,000円(消費税込み)だった場合、2割引の4000円(消費税込み)で購入できます。

同イベントで購入1回あたりの上限は5枚となっています。

チケット販売事業者やイベント主催者が独自に発行したクーポンやポイントなどでも支払い可能となっています。

■いつから始まる?

開始時期及びキャンペーン期間は、現時点では未定となっています。

決まり次第、「イベントワクワク割公式サイト」でお知らせするとのことなので、気になる方は定期的にチェックしてみてください。