信濃毎日新聞社は4月15日、「昆虫みらいプロジェクト」第1弾商品として、アマゾンカカオとイナゴを使ったタブレットチョコレート「AMAZON CACAO×INSECT タブレットチョコレート 蝗<イナゴ>」を、数量限定で発売する。
「昆虫みらいプロジェクト」とは、長野県白馬村出身で、アマゾンの料理人として知られる「LA CASA DI Tetsuo Ota(長野県軽井沢町)」オーナーシェフ太田哲雄氏と協働で、昆虫食王国・信州から昆虫食の意義を国内外に発信する試み。第1弾では、信州の郷土食のひとつ「昆虫食」を、従来の佃煮中心の食べ方から、未来食として新しくておいしい食べ方を提案していく。
第1弾商品「AMAZON CACAO×INSECT タブレットチョコレート 蝗<イナゴ>」(2,000円)は、太田氏が独自にフェアトレードで卸している希少品種・クリオロ種のカカオ(ペルー・タラポト産)のチョコレートに、高たんぱくで低脂質、ビタミン類も豊富に含むイナゴをのせたチョコレート。アクセントにはソバの実と、軽井沢周辺の山野で摘んだ山椒の実をあしらった。
使用するイナゴは、太田氏らが長野県佐久市浅科地域の五郎兵衛米圃場(無農薬栽培)で採集した。イナゴのアク抜きには、信州らしくそば茶を使用。そのほか、使用する食材は、可能な限り信州産にこだわった。
販売は、ECサイト「47CLUB 」ショップ、ならびに信濃毎日新聞長野本社、信毎メディアガーデンでのみ行う。
プロジェクト第2弾として、6月には太田シェフの2号店レストラン内に、信州の昆虫食の魅力を伝えるアンテナショップ「COCON MIRAI」を開設することも予定している。