俳優のディーン・フジオカらが9日、東京・汐留の日本テレビで行われた同局系ドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(23日スタート、毎週土曜22:00~)の制作発表会見に出席し、限られた時間でテンポ良く見どころなどを語った。

  • ディーン・フジオカ

ディーン演じる小比類巻祐一が室長を務める「科学犯罪対策室」が、最新科学によって生み出されるさまざまな怪事件に挑む同ドラマ。

会見には、ディーンに加え、岸井ゆきの、ユースケ・サンタマリア、佐藤隆太、本仮屋ユイカ、板尾創路、石野真子、羽住英一郎監督という面々が登壇したが、冒頭でディーンは「豪華なメンバーの皆さんが壇上に集まっているわけですけど、とにかく時間がないと。発言は持ち時間1までという縛りを主催者側から頂きましたので、細かいことは公式ウェブサイトだったりググったりしていただければと思います(笑)」と異例の呼びかけを行った。

それに呼応する形で、岸井は「手短にお話し致しますと、今までだったら信じられないような近未来の科学を通じて犯罪が行われているので、説得力を持って届けられたらと思って日々頑張っています」と簡潔にアピール。

その他の面々も、佐藤は「三枝益生役を演じます佐藤隆太です。マスオという名前が非常に気に入っていて、演じられることを光栄に思っています」、板尾は「今回はディーン・フジオカさん、ユースケ・サンタマリアさんというカタカナの名前の方がいるので、今回だけ僕も“イッツジー・イタオ”とかカタカナにしてもらおうとプロデューサーに相談しようと思ってるところなので、そちらのほうもお楽しみいただければと思います」、ユースケは「検挙率No.1の刑事ということなんですが、台本には一切そういうシーンがなく、ただのボンクラ…。でもそれがいい感じになってると思います。絶対にやってやっかんな!」と、それぞれ個性あふれるコメントを詰め込んだ。

会見中、終始時間を意識するキャストたち。記者の質疑応答で、質問者になかなかマイクが届かないと、ユースケは「移動遅っ! 時間ないって言ってるのに!」とスタッフに思わずツッコんだが、2人目の質問者のもとに小走りでマイクを届ける姿を見て、「ごめんね!」と急かしてしまったことを謝罪する場面も。

こうして無事に会見はエンディングへ。ディーンが「我々が今どういう現代社会を生きていて、明日どんな未来を自分たちが迎えるのか、そこで自分たちはどういうふうに生きて行くべきなのか。そんなことを希望とともにお届けできたらと思って、日々撮影に向き合っています」とメッセージを語ると、ユースケは隙を突いて再び「絶対にやってやっかんな!」と最後の締めを決めていた。

  • (左から)佐藤隆太、本仮屋ユイカ、ユースケ・サンタマリア、板尾創路、ディーン・フジオカ、石野真子、岸井ゆきの、羽住英一郎監督