都心から車で約90分。「フルーツパーク富士屋ホテル」は、旅好きが「山梨へ行くなら、一度は泊まってみたい!」と口をそろえる憧れのリゾートホテル。視界をさえぎるものが一切ない山梨県山梨市の高台に建ち、身も心も溶かしてくれるような圧巻の眺望を、さまざまな場所から楽しめます。
客室で富士山を眺めながら和み、露天風呂で壮大な風景を眺めてリフレッシュ、夜はキラキラと光る夜景にときめいて。ここに泊まるからこそかなえられる、夢のような時間をたっぷりとご紹介しましょう!
■丘の上に佇む天空の楽園
ブドウや桃、さくらんぼ畑が広がる「フルーツライン」を走り、上へ上へ。広大な「笛吹川フルーツ公園」に隣接する、標高555mに「フルーツパーク富士屋ホテル」はあります。このホテルは笛吹川フルーツ公園を農園と見立てて、農園を治める"領主の館"のイメージで建てられました。
近くで見ると、どこか異国のホテルに来たみたい! 建物の外観や内壁に見られるベージュ・ロゼのテーマカラーは、南仏プロヴァンス地方で昔から使われていた素材から生まれたもの。日本とは思えないような雰囲気で、入る前からワクワクします。
ホテルの創業は1997年9月。2022年には創業25周年を迎えます。
時の流れとともに深みを帯びて味わいを増した外観は、「フルーツパーク富士屋ホテル」の歴史の積み重ね。長年ゲストに愛されてきた証です。
■フォトジェニックな大階段がお出迎え
ワイン色のエレガントな絨毯が敷かれた大階段を上ると、巨大な立体作品が! こちらは山梨を代表するフルーツ、桃やブドウ、さくらんぼをぎゅっと詰め込み、実り多き「山梨」を表現した小林佳織さんによるアート作品。
近づいて細部を観察したり、少し離れて俯瞰してみたり。何時間でも眺めていたくなる、不思議な魅力であふれています。
ロビー奥の暖炉は、寒い時期になると火が灯ります。パチパチと薪がはぜる音や炎のゆらぎで、心地よいリラックス状態に。暖炉で温まれば、自然と会話も弾みます。
客室は全43室で3F~5Fにあります。今回泊まったのは、4F角部屋の「和洋室」。フロントでカギを受け取り、エレベーターに乗り4Fへ向かいます。
ドアが開いた瞬間、目に飛び込んできたのは、壮大なパノラマ! 眼下には甲府盆地が広がり、南アルプスの山並みまで見渡せます。エレベーターホールで、すでに気分は非日常へとシフト。
■ゆったり広々の客室
こちらが、ダブルベッドが2台並ぶ洋室+10畳の和室が二間続きになった「和洋室」。畳の上でのんびり、ごろんとくつろぎ、快適なソファに座って観光プランを練ることもできます。
大きく切り取られた窓に目をやると、青空を背景に甲斐の山並みのりょう線がくっきりと見え、まるで絵に描いたような美しさ! その背後には優美な富士山の姿を望むこともできます。
そして街を覆う薄い雲の層は、天界と下界を分けるボーダーラインのよう。刻一刻と変化していく景色を眺めていると、かけがえの無い時間だということを実感できます。
■旬のフルーツパフェが人気のカフェへ
甘いものを食べたくなって、ホテル1Fの「ベラヴィスタ」へ。こちらは宿泊者以外も利用できる人気のカフェです。
「ベラヴィスタ」で人気を集めるのは、旬の果物を使った、みずみずしさが際立つ季節限定のフルーツパフェ。冬~春はいちご、春~夏はブルーベリー、夏は桃、秋はブドウ、冬は栗を使ったパフェを提供しています。
ちなみに筆者はここのパフェの大ファンで、すべてコンプリートしました!イチオシは、いちごと桃のパフェです。
■開放感たっぷりの露天風呂
甘い幸せに満たされたら、絶景に出会える温泉で癒しの時を。男女別の大浴場は内風呂が2つと露天風呂が1つ。露天風呂からは、開放感たっぷりの絶景を望めます。
源泉はホテルから近い「ぷくぷくの湯」と同じ源泉「万葉温泉」を使用。無色透明で、一見おとなしい湯に見えますが、pH値の高さは山梨トップレベル。pH9.4のアルカリ性単純温泉で、せっけんのようなクレンジング効果で肌をつるつるにしてくれます。
それに加えて、この湯は天然の保湿成分「メタケイ酸」が50mg以上ある"美肌の湯"。 ゆったり湯浴みをしながら、キレイに近づけますよ。
富士山に見とれてつい長湯をしたくなる人もいるはず……。実はこの泉質は湯あたりしにくいやさしい湯。のぼせないように注意して、のんびり湯浴みを楽しみましょう。
日が暮れて青い時間が過ぎると、今度は夜景きらめく時間。温泉と一緒に光をまとった街のきらめきも楽しめます。ロマンチックな夜景は、ずっと眺めていたくなる美しさです。