女優の小芝風花が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー』が4月9日にスタート(毎週土曜23:00~※初回1時間SP)する。今作は、小芝演じる気弱で空気を読むことだけが取り柄だった目黒澪が、どん底に陥っていたところをシェアハウスで暮らす妖怪たちに拾われ、成長していく姿を描いたホラーコメディ。子どもから大人まで幅広い視聴者に愛され、「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)テレビ部門の2020年9月度月間賞を受賞するなど大きな話題を呼んだ作品だ。

今回は主演を務める小芝に、続編決定の喜びや見どころ、小芝自身が女優としてパワーアップした点、そして二人三脚で歩んできた母への思いを聞いた。

  • 女優の小芝風花 撮影:宮田浩史

    女優の小芝風花 撮影:宮田浩史

■翌日が休みの夜には母と晩酌

――澪はいつも悩みごとを妖怪たちに相談していますが、小芝さんは誰に相談していますか。

母ですね。一緒に住んでいることもあり、全部一番に話しています。母に言わずに友達だけに言うような相談ごとはほとんどありません。色んな意見が聞きたいときは、友達に会ったとき相談することもあります。

――小芝さんはお母さんと二人三脚で歩んで来られたとよくお話しされていますが、ケンカすることは。

ありますあります! 似ているからこそぶつかるところもありますし、母はお酒が好きなので、酔っ払うとちょっとめんどくさいところも(笑)。

――一緒にお酒を飲むこともあるんでしょうか。

よく一緒に晩酌しています! 「次の日休みだから飲もう」という感じで。お酒は好きなのですが、コロナ禍になって飲みに行かなくなったことで弱くなりました。お店でおつまみと一緒に飲むのが好きだったので、家ではあまり飲んでいません。家で母と晩酌するときも、1~2杯飲むくらいですね。

――前作の最終回では、澪が妖怪たちに「皆さんは私の恩人です」と感謝を述べるシーンがありました。小芝さんにとっての恩人はやはりお母さんですか。

そうですね。もう頭が上がらないです! 母が自分のお母さんで良かったなといつも思っています。

――そんなお母さんに感謝の言葉を伝えるなら。

私はそういうことを言うのが恥ずかしくないので、実は日頃から直接伝えているんです。「産んでくれてありがとう」とか、「ママがママで良かったー!」とか。

■甲斐よしひろのギターが唯一の宝物

――素敵な母娘関係ですね。また前作の最終回といえば、妖怪たちが澪のために宝物を差し出し、お守りとなるお札を手に入れる場面も印象的でした。小芝さんにそんな場面が訪れたら、どんな宝物を差し出しますか。

甲斐バンドの甲斐よしひろさんからいただいたギターが私の唯一の宝物なのですが……差し出すのは、すごく嫌です!(笑) 本当によほどのことがあったときにしか差し出せません!(笑)