ハルメク 生きかた上手研究所は4月4日、「中高年世代の健康・更年期に関する意識と実態調査」の結果を発表した。調査は2月18日~20日、40~79歳の男女1,600名(男性800名、女性800名)を対象にWEBアンケート方式にて行われた。

  • 中年・高年期における「体の患いや不調」

    中年・高年期における「体の患いや不調」

40~79歳の中高年世代において、体の不調で多いのは、「目」(25.8%)、「高血圧」(24.8%)、「腰」(23.3%)。男女の差が大きい項目をみると、男性の方が多く出る症状は、「血圧が高い」(14.5ポイント差)、「内臓脂肪が多い」(7.3ポイント差)、「肝臓」(5.6ポイント差)。

一方、女性の方が多く出る症状は、「肩」(8.1ポイント差)、「腹筋が弱い」(8.5ポイント差)、「便秘」(10.5ポイント差)、「寝付きが悪い」(6.4ポイント差)、「ホルモンバランスの崩れ」(7.1ポイント差)、「外反母趾」(6.5ポイント差)で、女性は男性に比べると、日常で感じる不調が多いことがわかった。

  • 女性の更年期障害の症状

    女性の更年期障害の症状

次に、女性の更年期障害について聴取したところ、更年期障害を経験したことのある女性は53.1%だった。主な症状は、「のぼせ・ほてり」(52.2%)、「汗・ホットフラッシュ」(37.2%)、「イライラする」(36.7%)が多く、心身両面で不調が現れているよう。

また、夫・パートナーがいる/いたことがある女性に対し、自分の更年期障害の話や相談をしたことがあるかと尋ねたところ、68.4%が「相談をしない・しなかった」と回答。理由を聞くと、「してもしょうがない」「わかってもらえそうにない」という諦めの気持ちが多く、相談された男性もまた、相談されてもどうしていいのかわからず何も対応できず困ってしまう人が目立つ結果に。しかし一方で、家族へ相談して理解を得る努力をしたり、夫が家事をサポートしたり、というケースも散見された。