栄光が運営する進学塾・栄光ゼミナールは3月17日、「小中高生の習い事に関する調査」の結果を発表した。同調査は2月16日~3月2日、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者408人を対象に、インターネットで実施した。
今までに、子どもは習い事を習ったことがあるか尋ねたところ、小学生保護者の97.5%、中高生保護者の99.0%が、「ある」と回答した。
「習い事を習ったことがある」と回答した保護者に、習ったことがある習い事について聞くと、「水泳」「英語・英会話」「ピアノ・バイオリンなど音楽」は、過半数が経験していた。特に、「水泳」は小学生の75.6%、中高生の82.7%が経験している。
習ったことはないが、子どもの興味・関心はある習い事は、小学生保護者・中高生保護者とも、「理科実験」「プログラミング」だった。
習い事を辞めてしまった時期について尋ねると、小学生では「小学3・4年生の間」、中高生では「小学5・6年生の間」という回答が多かった。
「習い事を習ったことがある」と回答した保護者に、習い事を選ぶ際に、特に重視したことを尋ねたところ、最も多い回答は「子どもがやりたがっているかどうか」(小学生85.5%、中高生85.1%)だった。「子どもの将来に役立ちそうかどうか」(小学生50.8%、中高生43.8%)、「曜日や時間帯の都合が合う」(小学生49.2%、中高生51.9%)も、約半数の保護者が重視している。
一番長く続いている、もしくは続いた習い事についてその理由を聞くと、「子どもが続けたいという気持ちがあるから」(小学生78.8%、中高生74.0%)が最も多かった。「共に続けている友人がいるから」(小学生9.8%、中高生15.4%)という理由は、小学生保護者よりも中高生保護者が5ポイント以上高くなっている。
今までに子どもが習い事を辞めた、もしくは辞めたいという気持ちになったことがある場合のきっかけを聞いた。最も多い理由は「習い事よりも勉強の優先順位が高くなった」(小学生43.5%、中高生51.0%)だった。3人に1人が、「子どもが辞めたいと言った」「曜日や時間の都合が合わない」ことを、習い事を辞めるきっかけに挙げている。新型コロナウイルスの感染が心配で通いづらくなった、という意見もあった。