ほとんどの人が、「ノートに赤い透明の下敷きを重ね、赤文字だけを見えなくする」という勉強法を一度は試したことがあるかと思います。

かつては王道だったこの勉強法も、IT技術が発展するに連れて廃れていった……かと思いきや!

  • ※画像はイメージです

電車の中のJKが「iPad」に「赤したじき」をのせて勉強してて、デジタルとアナログの中間地点をみた気がする。
(@Ponu_DMより引用)

投稿主は糖尿病専門医の「ぽぬん 糖尿病内科医@栄養を研究する(@Ponu_DM)」さん。
電車内で「iPad」と「赤したじき」を駆使して勉強する女子高校生を見かけたそうで、ハイテクとアナログを融合させた勉強スタイルにカルチャーショックを受けた様子が綴られていました。

確かに、「iPad」を使うなら「赤したじき」は使わなさそうですし、「赤したじき」を使うなら「iPad」の出番はないような気がしますが、それはただの固定観念に過ぎないのでしょう。
この女子高校生の勉強法は、まさに「デジタル」と「アナログ」の垣根がない、ナチュラルなデジタルネイティブ世代ならではの柔軟な発想であると言えそうです。

このツイートは多くの反響を呼び、ツイートは5.9万件のいいねを獲得(3月14日時点)し、コメントも続々と寄せられました。

「何だか良い風景に感じてしまうが、自分が暗記するなら適当なアプリを探してしまうに違いない。そのJKの方がわびさびが判っている。(多分、そうじゃない)」

「Excelやりながら算盤(電卓は当たり前)で、計算(式・関数)が合ってるかを確認する自営業者は多々おります」

「どんなにデジタルが進歩しても アナログは残りますよ」

「娘もiPadを伏せてコピー機にかけるから、若い子はデジタルとアナログの線引きがないんだと思う…」

「ホームボタンで赤下敷きみたいなことやったことあるけど、あれなかなか目にクるんよな……」

また、「これやってるわwペンの色変えるだけだからアプリの機能とかよりも早い」と共感する声も寄せられていました。

投稿者さんに聞いてみた

実際、電車内でこの勉強法を目にしたとき、投稿主のぽぬんさんはどんな感想を抱いたのか、改めてご本人に話をお聞きしました。

ーー専門医であるぽぬんさんも、これまでたくさん勉強をされてきたかと思いますが、どのように勉強されていたでしょうか?

私も教科書やノートに赤下敷きを使ってかくして勉強していました。しかし私の頃はipadなどなかったので、当然紙でした笑

ーーこれを見たときに感じたことを改めてお聞かせいただけますか?

iPadは普段仕事で使っていますし、赤下敷きも存じ上げていましたが、こんな使い方は思いもよらなかったので驚きました。若い方の発想の柔軟さに感心いたしました。


会社や学校の先輩だけでなく、年の離れた若者から学ぶこともたくさんある、という事実を再確認させてくれた今回のツイート。

ちなみに、糖尿病専門医であるぽぬんさんは、医療情報を発信する『Lumedia』というサイトを最近、立ち上げたそうです。
曰く、『Lumedia』は「専門家による正しい情報発信であなたをもっと健康に。誰もが理解できる、やさしい医療情報を届ける医師主導メディア」とのことなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。