女優の小芝風花が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー』(4月9日スタート、毎週土曜23:00~)のポスタービジュアルが15日に公開された。
今作は、小芝演じる気弱で空気を読むことだけが取り柄だった目黒澪が、どん底に陥っていたところをシェアハウスで暮らす妖怪たちに拾われ、助けられながら成敗し、成長していく姿を描いたホラーコメディの続編。新シリーズの舞台は、引っ越し先の閻魔寺にあるシェアハウス。ポスターでは、リビングでリモコンを手にした澪と妖怪たちが何かを鑑賞している姿が描かれている。気弱な澪だけでなく、お岩さん/四谷伊和(松本まりか)、酒呑童子/酒井涼(毎熊克哉)、座敷童子/和良部詩子(池谷のぶえ)、ぬらりひょん/沼田飛世(大倉孝二)たち妖怪も驚いたような表情を見せているが、一体何を見ているのか。
ポスタービジュアルを手掛けたのは、現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や映画『キングダム』(19年)など、数多くのドラマ、映画のポスターグラフィックやCDジャケットを担当するアートディレクター・吉良進太郎氏。吉良氏は「また妖怪がいる日常が帰ってくる! をコンセプトに妖怪なのにホラー映画を見て驚いてしまっているビジュアルにしました! 親近感の湧くポスターになったと思います!」とコメントを寄せた。
また、新シリーズに登場する個性豊かなゲスト妖怪たちの中から、ひと足先に「河童」と「お歯黒べったり」のビジュアルが公開された。頭の上に丸い皿をのせ、手には大きな水かき、背中には甲羅という、メイクに2時間かかる河童姿を披露したのは、蜷川幸雄主宰の若手演劇集団『さいたまネクストシアター』の第一期生・小久保寿人。泳ぐシーンが多いため、ストイックに筋肉作りを行ってから撮影に挑んだという。
白塗りの顔に、赤い大きな口と黒い歯が不気味な「お歯黒べったり」に扮した村岡希美と内田慈のビジュアルも公開。目と鼻はなくお歯黒を付けた大きな口で人を驚かす妖怪が、今作では姉妹として登場する。初共演となった2人だが、撮影ではセリフがシンクロする息の合い方を見せ、撮影現場を驚かせていた。
そのほか、連ドラ前半戦に登場する妖怪たちも宇治茶氏の描く魅力たっぷりなゲキメーションビジュアルとともに公開。小豆洗いや山びこ、絡新婦(ジョロウグモ)、化け狸、ダイダラボッチなど伝説の妖怪たちが続々と出現し、菅原道真公の姿も描かれている。