知っておきたい!「シャトー・メルシャン」で楽しめること

  • 有料ツアーで紹介用のビデオを見る、「ビジターセンター」地下のセミナールーム

メルシャンのルーツは、日本最古の民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」。1877年の設立以降、世界に認められる高品質ワインを造り続けてきましたが、2010年には総工費10億円をかけて大規模リニューアル! 「学ぶ・楽しむ」をテーマに、ワイン通はもちろんのこと、初心者さんも満足できる施設に生まれ変わりました。

ショップから歩いて数分の「ビジターセンター」からは、予約制で有料のワイナリーツアーが楽しめます。開催日は、土・日・祝日限定、参加費は一人3,000円。ワインの真髄を味わうなら、一度はツアーに参加してみたいですよね。

  • 室内は年間を通じて、18℃以下になるように温度コントロールされた「ワイン樽貯蔵庫」

生駒さんと向かったのは、「ビジターセンター」地下にあるワイン樽貯蔵庫。足を踏み入れると、ほんのりワインのいい香りが鼻孔をくすぐり、ひんやりとした空気に包まれます。

写真では一部しか見えていませんが、この部屋には、合計500樽のワインが眠っているのだとか! 樽の中には、国産ブドウを使った「シャトー・メルシャン」シリーズの日本ワインが入っています。発酵が終わった後、ここで赤ワインだと1年から1年半。白ワインだと、半年ほど熟成されます。

  • この1樽で、お値段なんと13万円ほど!(中のワインを除きます)

「シャトー・メルシャン」の多くは、フランスから輸入したフレンチオークを使用。フレンチオーク樽だと、お値段は張るものの上品なヴァニラのような香りがつきやすいのだとか。

  • 2019年に新設された迫力満点の「Fセラー」

次に向かったのは、巨大なオーク樽が並ぶ「Fセラー」。フランス語の「細長い大きな樽」=「Foudre(フードル)」の頭文字をとって「Fセラー」と名付けられました。

こんなに大きなオーク樽、日本じゃめったに見られない! 聞けば、1樽辺りの容量は、3300リットル(ワインのフルボトルで4000本分)。部屋の中には樽が10本ありますので、ここだけで4万本のワインが眠っていることになります。

ちなみに、先ほどの小さい樽と大きい樽、どちらが樽の香りが付きやすいと思いますか? その答えは、小さい樽。大きい樽だと、ほんのりと樽の香りがワインに付くのだとか。

「シャトー・メルシャン」のラインナップは、上から下までさまざま。その中でも、最もスタンダードなクラスのものを「Fセラー」で熟成させています。

  • 大きなステンレス製のタンクがずらっと並ぶ「Bセラー」

場所は変わって、「Bセラー」へやってきました。ここは、温度コントロールされたステンレス製のタンクでワインの発酵熱を冷やし、温度をコントロールしながら発酵させるためのセラー。

白ワインの場合は、18℃から22℃ぐらいで、3~4週間かけてじっくりゆっくり発酵させます。赤ワインの場合は、種と皮から色や渋みを抽出するため、白ワインよりも温度が高め。25℃から32℃ぐらいで、1週間ほど発酵させます。

ツアー参加者のみが立ち入れる、ワイン製造の"生の現場"に潜入し大興奮! 日本ワインをけん引してきた「シャトー・メルシャン」のアツい想いをひしひしと感じました。

予約要らず! 憧れの高級ワインをテイスティング

  • ワイナリーらしい趣たっぷりの通路

せっかく「シャトー・メルシャン」に来たら、飲まずに帰るのはもったいない! ということで、ワインのテイスティングやショッピングができる「ワインギャラリー」へ向かいます。

「ビジターセンター」から「ワインギャラリー」へは、トンネルのような通路を渡って3分ほど。通路にはソムリエの名前が入ったワイン樽が埋め込まれています。

  • ガラス張りの明るい「ワインギャラリー」にはワインがぎっしり!

胸を踊らせながら、「ワインギャラリー」の中へ。店内は自然光の差し込む気持ちのいい空間。棚やテーブルには、メルシャンのワインがところ狭しと並んでいます!

どれにしようか迷ったら、ショップスタッフに聞いてみて。きっと良いアドバイスをもらえるはず。

  • セルフでテイスティングするワインを注ぎます

ちなみに、「シャトー・メルシャン」には、ここ勝沼以外にも、長野県塩尻市に「桔梗ヶ原ワイナリー」、長野県上田市に「椀子ワイナリー」があり、合計3つの兄弟ワイナリーがあります。

中でも勝沼が「シャトー・メルシャンの玄関口」という位置づけ。そのため「ワインギャラリー」では、勝沼だけでなく、塩尻や上田で作られたワインもテイスティングできます。

  • ワインとともにくつろげる空間

テイスティングは、屋外のテラス席もしくは向かいの「ワイン資料館」の中で。気分に合わせて選べるのが良いですね!

お天気が良ければ、テラス席がおすすめです。頭上を覆うのは、「甲州」のブドウの木。8月から9月にかけては、ブドウがたわわに実った美しい光景が楽しめます。

  • 「季節のおすすめ ブドウ畑の個性を味わう シングル・ヴィンヤードセット」(2,000円)

今回は、白ワイン2種と赤ワイン1種、3種類のテイスティングセットを注文しました。ワイン好きも大満足のすべてワイナリー限定品です。

内容はこちら。

・「岩出甲州きいろ香」キュヴェ・ウエノ ステンレスタンク育成15カ月 2018
・「北信シャルドネ」キュヴェ・アキオ 2017
・「穂坂マスカット・ベーリーA」シングル・ヴィンヤード 栽培責任者 猪股宣夫 2018

  • 青空テイスティングができるのは、シャトー・メルシャンならでは

憧れの高級ラインのテイスティング。しかも、青空の下、ブドウ畑の風景を見ながら飲み比べができるのでとても充実した時間になります。

お宝ワインはどれも格別。ごくりと飲めば、口いっぱいに広がる果実や妖艶さが、脳に直接「おいしいよ~!」と訴えかけるよう。

日本ワインがこんなにおいしいとは……衝撃です。

訪ねて楽しい「シャトー・メルシャン」へ

「シャトー・メルシャン」は、日本ワインならではのおいしさと楽しさを感じられるワイナリー。足を運べば、ワインへの興味がさらにふくらみます。

予約してワイナリーツアーを楽しむのも良し、気軽にテイスティングをするのも良し。ワインとともに優雅な時間を楽しむ、そんなオトナな休日を過ごしてみませんか?