チェンジウェーブは3月8日、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見、思い込み)」に関する調査結果を発表した。調査は2018年9月~2022年2月、e-learningツール「ANGLE(アングル)」を受講した管理職3万562人、非管理職2万8,372人を対象に行われた。

調査結果は以下の通り。まず管理職に「1歳の子どもがいる部下に海外出張を打診しますか」と聞くと、部下が男性の場合、「Yes」(68%)に対し、部下が女性だと「Yes」(45%)となり、23%の差があった。

  • 1歳の子どもがいる部下に海外出張を打診しますか

一方、非管理職に「1歳の子どもがいる同僚が海外出張を打診されました。あなたはどう思いますか」と聞いたところ、男性が打診されると「違和感はない」(43%)に対し、女性の場合は「違和感はない」(38%)という結果だった。

また、女性に対しては「行かない方が良いと思う」(17%)という結果もあった。

  • 1歳の子どもがいる同僚が海外出張を打診されました。あなたはどう思いますか

次に、「女性に厳しいフィードバックをするのは躊躇する/可哀想だと思う」「『自信がない』という女性には過度な負担をかけないよう配慮する/配慮したほうがいい」という質問には、女性に厳しいフィードバックをするのは若干の躊躇を感じると回答した「管理職」(49%)に対し、「可哀想だと思う」と回答した「非管理職」(31%)となった。

また、自信がないという女性には過度な負担をかけないよう配慮するとした「管理職」(57%)、配慮したほうがいいとした「非管理職」(37%)と差が出ている。

  • 女性に厳しいフィードバックをするのは躊躇する/可哀想だと思う

  • 「自信がない」という女性には過度な負担をかけないよう配慮する/配慮したほうがいい

さらに、「リーダーシップを取りたがらない男性について、ふがいないと感じたことがある」と尋ねたところ、「管理職」(41%)、「一般社員」(31%)だった。

  • リーダーシップを取りたがらない男性について、ふがいないと感じたことがある