読売広告社は3月2日、「シビックプライド調査2021」の結果を発表した。調査は2021年12月17日~22日、関東圏(1都6県)、関西圏(2府4県)の人口10万人以上の151自治体に住む20歳~64歳の男女15,300名を対象にインターネットで行われた。

  • 「シビックプライド調査2021」総合ランキング 1位~40位

    「シビックプライド調査2021」総合ランキング 1位~40位

「シビックプライド」とは、その都市に対する誇りや愛着のことで、都市をより良い場所にするために自分自身が関わっているという当事者意識に基づく自負心といえるもの。

住民が「愛着」や「誇り」を感じる街「シビックプライドランキング」の結果、東京五輪の選手村などでも注目を集めた「中央区」(東京都)が前回8位から1位にジャンプアップ。「お気に入りの場所がある」「街の散策や散歩をする」「なじみのお店を通じた人づきあいがある」といった項目で他自治体よりも高い傾向となったほか、住宅に関する評価においても上位を獲得した。

続く2位は「西宮市」(兵庫県)で、教育・文化、街の景観、利便性など様々な項目で高い評価を獲得。今回調査ではさらに、「もっと良い街にしたい」「市民として発言できる機会が確保されている」といった市民の街づくりに対する意識の高さも目立った。

以下、3位「藤沢市」(神奈川県)、4位「港区」(東京都)、5位「武蔵野市」(東京都)、6位「目黒区」(東京都)、7位「箕面市」(大阪府)、8位「文京区」(東京都)、9位「鎌倉市」(神奈川県)、10位「渋谷区」(東京都)が上位にランクイン。

  • 「シビックプライド調査2021」部門ランキング

    「シビックプライド調査2021」部門ランキング

今回のランキングにおける特徴としては、神奈川県湘南エリアである「藤沢市」(3位)、「鎌倉市」(9位)、「茅ヶ崎市」(16位)といった自治体が順位をあげており、「ゆったり、のびのびできる。健康的なワークライフバランスがとりやすい」といった評価だった。

また、行政としても子育て支援に積極的に取り組む「明石市」(14位)や「流山市」(32位)のランキングが上がり続けており、「安心して子育てができる」「環境や人口問題など社会課題に積極的に取り組んでいる」といった評価が他自治体を上回った。