大東建託は1月26日、「いい部屋ネット コンシャスな街ランキング2021<全国版>」を発表した。調査は2019年~2021年の3カ年分における20歳以上の男女52万1,456名(男性48.2%、女性51.8%)の回答を累積して集計したもの。

  • コンシャスな街(自治体)ランキング

    コンシャスな街(自治体)ランキング

同ランキングにおける「コンシャスな街」とは、「普通に暮らす街の住みここち」ではなく、仕事と生活を柔軟に統合した【ワークライフインテグレーション】を志向する人々にとっての「多様な人々がいて、刺激的な街」「出会いとチャンスがある街」と定義。

その上で、現在居住している街について、「博物館、美術館等の文化施設充実度」「外国人の多さなどの街の多様性」「新しいことへの住民の柔軟性」「この街はいつも変化している」など全14項目について、5段階(そう思う=100点……、そうは思わない=0点)評価をしてもらい、その平均値を集計。評点の平均値が50になるように変換し、評点の数値が評点の平均値からどの程度隔たっているのかを示したものを「偏差値」としている。

「コンシャスな街(自治体)」第1位は、2年連続で「沖縄県中頭郡北谷町」(偏差値89.6)だった。「レジャー観光地に満足している」「街が綺麗で活気がある」「交通利便性がよく、外国の人が多くコミュニケーションがとりやすい」といった声が多く寄せられた。

続く2位は「大阪市北区」(同84.3)で、「利便性が良く、買い物に行くのが楽」「おしゃれなお店やおいしいお店も多い」「賑わい、活気がある」「地域のつながりが感じられる」といった評価が。3位には「東京都港区」(同82.7)がランクイン。「買い物や遊びに困ることがない」「大きな公園、図書館も充実して、外国人も多く、街全体に活気がある」「街の発展性がある。若い人が多く、いろんな世代がいる」「インターナショナルだし、住んでいる人もフレンドリーで雰囲気がいい」といった意見が寄せらた。

以下、4位「神戸市中央区」、5位「福岡市中央区」、6位「東京都渋谷区」、7位「横浜市西区」、8位「大阪市浪速区」、9位「愛知県長久手市」、10位「東京都中央区」と続いた。

地域別にみると、トップ10には、東京都・大阪府・福岡県の自治体が多くランクイン。首都圏1都3県のトップ30では、17自治体が東京都、8自治体が神奈川県。関西のトップ20では、10自治体が大阪府、5自治体が京都府、4自治体が兵庫県となった。

  • コンシャスな街(駅)ランキング

    コンシャスな街(駅)ランキング

「コンシャスな街(駅)」ランキングでは、昨年は回答者数が30名以下で集計対象外だった神奈川県の「みなとみらい(みなとみらい線)」(偏差値99.9)が1位に輝いた。「景観が良く、徒歩でショッピングに行ける。外食する場所に困らない」「街に活気がある」「海が近く、夜景が美しい」「夜遅くても人通りがあり、明るいので帰宅に不安がない」といった評価が並んだ。

続く2位は東京都の「六本木(東京メトロ日比谷線)」(同89.7)で、「ダイバーシティーを既に実践している」「自由で新しく、活気がある」「ショッピング・遊びのスポットが充実している」「風景が洗練されている」といった声が。3位には、東京都「表参道(東京メトロ銀座線)」(同88.4)がランクイン。「誰からも羨ましがられる。治安良く、価値が高い」「流行の最先端が発信されている」「意外に自然がある」「住んでいて楽しい」といった声が寄せられた。

以下、4位「新宿御苑前(東京メトロ丸の内線)」、5位「麻布十番G(東京メトロ南北線)」、6位「神泉(京王井の頭線)」、7位「桜木町(JR京浜東北線)」、8位「元町・中華街(みなとみらい線)」、9位「薬院大通(地下鉄七隈線)」、10位「京都河原町G(阪急京都線)」と続いた。

地域別にみると、首都圏1都3県は、トップ10のうち7駅が東京都に位置する駅、関西は、トップ10のうち5駅が京都府に位置する駅、その他の地域は、トップ10のうち5駅が福岡県に位置する駅となっている。