お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアがMCを務めるカンテレのバラエティ特番『笑いの総合格闘技! 千原ジュニアの座王~チャンピオン大会1時間SP』が、きょう4日(24:56~※関西ローカル)に放送される。
千原ジュニアが考案した『座王~ざおう~』は、漫才やコント、ピン芸、歌ネタなど作り込んだネタではなく、即興ネタを競い合う、いわば“笑いの総合格闘技”。今回は1年ぶりの開催となるチャンピオン大会に、歴代王者が勢ぞろいする。
プレイヤーには、前回大会のチャンピオンで座王の“鬼”こと笑い飯・西田幸治を破って優勝した、ザ・プラン9の浅越ゴエ(座王4回、前回グランド座王)、西田に次ぐ優勝回数のR藤本(座王13回、グランド座王1回)、さらに100勝を達成し金のビブスをつけて参加するロングコートダディ・堂前透(座王12回)という最強メンバーが集結。
一方、初登場から準優勝、優勝と躍進を続ける真空ジェシカ・ガク(座王1回)、M-1ファイナリストの勢いそのままに、座王でもその実力をいかんなく発揮するモグライダー・芝大輔(座王1回)、独自の笑いを作り出すマユリカ・阪本匠伍(座王2回)、期待の最若手カベポスター・永見大吾(座王1回)と、注目の新世代も参戦する。
女性プレイヤーの中では、最多優勝中のたんぽぽ・川村エミコ(座王3回)、歌唱力が武器のAMEMIYA(座王1回)、今大会唯一の正統派ギャガ―流れ星☆ちゅうえい(座王1回)、いまだグランド座王には届かないミサイルマン・岩部彰(座王6回)という個性派メンバーも。“ Mr.座王”の笑い飯・西田(座王54回、グランド座王3回)は、正月SPのチャンピオンに続き、今年2つ目のビッグタイトル獲得なるか。
収録を終えた審査委員長のほんこんは「難しいよ! 毎回難しいけど、今回難しいのは甲乙つけがたいってとこ!」と審査を振り返り、「俺も芸人で親心あるから、これもう一回見せてあげたいなってドローの判定出すけど、ドロー出し過ぎやって文句言ってくる奴がおるねん。ふざけんな! あほんだら! 俺も考えてやっとんねん!(笑)」とほんこん節で苦悩を明かした。そして、「でも、やっぱりチャンピオン大会は違う。(通常回では)オチが読めるのもたまにあんねんけど、このレベルになると分からへん!」とチャンピオン大会のレベルの高さを絶賛し、「ほんで一番嫌な審査がメンチ!(ほんこんに対し、プレイヤーがメンチを切り悪口を言うお題)俺あれな、ドローにしてあげたいんよ。せやけどね、俺に対して言うから傷つくねん」と心境を吐露した。
前回のグランドチャンピオンの浅越は、参加メンバーの闘志を感じたといい「この“グランド座王”は獲ると周りから“おぉ~”と思われる。一つ格が上な感じがするんで、みんなどうしても勝ちたいっていう気持ちがバンバン出てましたね」と話す。「メンバーを見て、逃げ場がないって感じですね。ほっとする瞬間が収録中一回もなかった」と語ると、ほんこんは「わかる!」とうなずき、「お前がなんでそこ狙うん? お前ら拮抗しとるやないか! 弱い奴からやってくれや! 自分の腕を試そうとするな! っていう。分かる? 審査員の気持ちね、これ」と共感を求める。
一方、過去3回座王に参戦し、決勝進出2回と好成績を残している新世代の芝は「これまで、調子よく行けてたんですけど、チャンピオン大会となると楽屋の雰囲気も違いました」と語り、「今までは、来るたびに経験したことのないお題が増えていて“ちょっと試しに、楽しみ半分にやってみようか”と思えたんですけど、今日は全然怖いとこに行きたくないってビビッてましたね」と独特の空気感を振り返った。印象に残ったプレイヤーには西田を挙げ「“鬼”がプレイヤーで一緒に回るのは初めてだったんですけど、“ああ……こんなにも強いんだ、本当に……”って。どのお題をやっても回答が西田さんっぽいし。ちょっとモノが違うなって、惚れ惚れしましたね。憧れました」と目を輝かせる。
最後に番組の見どころを「グランドチャンピオン大会なので、誰の対戦も全部見ごたえがありますが……」と前置きした上で、「ほんこんさんの審査じゃないですかね? ほんこんさんの名奉行ぶり、傷付きっぷりとか、そういうのを見てるだけでも楽しめると思います!」とアピールした。