アニコム損害保険は3月2日、「ペットにかける年間支出調査」の結果を発表した。調査は2021年1月1日~12月31日、同社ペット保険「どうぶつ健保」の契約者を対象にインターネットで行われた。有効回答数は、2021年分調査が2,237件、2020年分調査は3,532件。

  • 犬・猫にかける年間費用

    犬・猫にかける年間費用

犬・猫それぞれについて、1年間にかかる各項目の費用を調べたところ、犬が34万5,572円(前年比102.1%)、猫が16万9,247円(同102.7%)と、犬猫ともに微増傾向に。

最大の支出項目は、犬猫ともに「フード・おやつ」で、犬は約6.6万円(同101.8%)、猫が約5.3万円(同123.0%)。犬では、「サプリメント」の増加が顕著で、加齢や若齢の関節炎などによるもののほか、「腸内フローラを改善するためサプリメントを与えるようになった」という回答も見受けられた。

  • 新しく購入したペット関連のもの

    新しく購入したペット関連のもの

2021年に新しく購入したIoTアイテムを聞いたところ、犬猫ともに「見守りカメラ」がトップに。また、猫では「自動給餌器」「システムトイレ」を9%前後の飼い主が購入しているほか、「その他」に含まれるものとして「自動給水器(水飲み器)」という回答も見られた。

  • 自分自身よりも、ペットに費用をかけている項目

    自分自身よりも、ペットに費用をかけている項目

続いて、自分自身よりも、ペットに費用をかけている項目を聞いたところ、「美容院(理髪店)」(30.4%)、「医療費」(28.7%)、「食費」(20.7%)が上位に。

理由を聞くと、「ペットにかかる美容代は惜しまない分、自分は美容院に行く回数を減らす」といった、ペットファーストな声、「いつまでも元気で長生きしてほしい」「人間よりもはるかに短い寿命な為、できる限りの幸せを与えてあげたい」「健康維持は飼い主の義務!」といった愛犬の健康を気遣う声が寄せられた。