篠田修税理士事務所はこのほど、「贈与」に関する子の意識調査の結果を発表した。調査期間は2022年2月2日〜4日、調査対象は40~50歳で親が存命であり、かつまだ贈与を受けていない個人、有効回答は111人。

親からの資金援助、16.6%が「期待している」

  • 親からの資金援助、期待している人の割合は?

    あなたは今後のライフアイベントを考慮した上で、親からの資金援助に期待していますか。

今後のライフイベントを考慮した上で、親からの資金援助に期待しているか尋ねたところ、「期待している(かなり+やや)」との回答は16.6%。しかし、実際に資金援助について親に打診をしたことがある人は44.4%と半数に満たなかった。

資金援助の打診を言い出せない理由については、「親に頼ったらいけないと思っているから」が最も多く50.0%。次いで「親も金銭的に余裕がないから」が40.0%、「資金援助を期待していると思わせたくないから」が30.0%となった。

親の老後資金に対して不安を感じている人は全体の56.5%。具体的には、「老後資産が残っているかどうかが不安」(65.6%)、「老後資産の必要額がわからない」(42.9%)、「老後資産の必要額がわからない」(49.2%)などが多かったほか、「突然の出費に対応できない」「貯蓄できるほど余裕がない」とった声も寄せられた。

一方、親の老後資金に不安を感じている人の88.5%が、実際に親の老後資金について親と話し合ったことがないと回答。親の老後資産について簡単にシミュレーションやLINEでやり取りできるサービスについては、約3人に1人が「親の老後資金の不安解消につながる」と答えた。