オープンワークは2月16日、「転職活動」に関する調査結果を発表した。調査は2021年12月、「転職活動を始めている」「転職が決まっている」24歳~34歳の転職活動経験者900名を対象にインターネットで行われた。

  • 現職への不満

    現職への不満

「仕事」や「働き方」に関する気持ち・考え・行動としてあてはまるものを教えてもらったところ、どの年代層においても「安定した収入がある仕事に就きたい」が最も多く、全体で42.6%。次いで、「ワーク・ライフ・バランスのとれた生活をしたい」(39.0%)、「自分のキャリアについて考えることが多い」(23.7%)、「副業をしている/今後していきたい」(22.9%)という結果に。

また、現職への不満を聞くと、「収入が少ない/減りそう」(38.6%)や「今後収入が増える見込みがない」(37.0%)など、収入に関する項目が上位に。次いで、「仕事の量・負荷が高い」(29.2%)、「スキルアップ・成長を感じない」(27.9%)、「やりがい・達成感がない」(26.6%)と続いた。

  • 転職のきっかけ

    転職のきっかけ

転職のきっかけを聞いたところ、「収入を増やしたいから」(41.1%)、「キャリアアップや将来につながる仕事がしたいから」(22.3%)、「人間関係に不満があるから」(20.3%)が上位に。

また、「転職を希望する業種は、現在のお勤め先の業種と異なりますか?」と尋ねたところ、3割以上が「転職先に現職とは異なる業種を検討している」(30.5%)と回答し、特に若年層になるほどに高いスコアに。希望職種については、「事務職」(33.8%)、「人事・総務・労務・法務」(24.1%)、「企画・宣伝・広報・マーケティング」(22.3%)に人気が集中し、DX推進が進む中求人の多い「IT関連」(14.5%)は次点となった。

  • 転職を希望する業種は、現在のお勤め先の業種と異なりますか?

  • 希望職種

次に、転職における不安を教えてもらったところ、「希望にあった仕事が見つからないかもしれない」(38.8%)が最も多く、次いで「収入が下がるかもしれない」(35.0%)、「新しい職場で良い人間関係が築けるか不安」(34.9%)が上位に。

  • 転職における不安

    転職における不安

一方で、20代では「社風や風土が合わないかもしれない」(24〜26歳37.9%、27〜30歳33.0%)や「良い人間関係が築けるか不安」(同34.6%、38.6%)という項目が「収入」を上回り、転職後の活躍を重視する傾向が高まっていることがうかがえた。

最後に、転職サイトに求める機能を教えてもらったところ、「良くない企業の求人が載っていない」が62.8%と最も多く、次いで「社員クチコミなど企業の実態が分かる情報」(52.8%)、「社員・元社員からの評価が高い求人が載っている」(52.1%)と続いた。