SNSでたびたび話題になる「廃棄されたキャベツを食べるウニ」。もぐもぐとキャベツを食べる様子に「かわいい」「癒される」という声が寄せられているこのウニをモチーフにしたエコバッグが話題になっています。

このエコバッグを作りTwitterに投稿したのは、商品企画を専門に行う「企画デザイン2時」さん(@niji_2oclock)です。

キャベツを食べるウニの
エコバッグを作ってみました。

使い終わったら、ウニ型ケースにバッグを食べさせるように収納します。(少しはみ出させるとgood)(@niji_2oclockより引用)

  • (@niji_2oclockより引用)

鮮やかなキャベツ色のバッグにくっついているのは、まんまるとしたウニ! このウニはケースになっていて、エコバッグを収納できるそう。

  • (@niji_2oclockより引用)

まんまるなウニケースからエコバッグ本体をちょっとはみ出させると、まるでキャベツをもぐもぐと食べているよう。きちんと畳まず、くしゃっと入れるとよりキャベツっぽくなりそうです。

漁場の海藻を食い荒らす厄介者の「ムラサキウニ」に、廃棄されるキャベツを与えて養殖したところ甘みが強く美味しいウニに育つという「キャベツウニ」。神奈川県水産技術センターが研究開発を手掛けており、キャベツを食べる様子の動画はSNSで話題になりました。

このウニからアイデアを得たというエコバッグに、「あらやだ美味しそう、とりあえず10個ください(笑)」「押し込めた痕のくしゃくしゃをキャベツとしてデザインに落とし込む……お見事です」「息子がキャベツを食べるウニの映像を見て数週間盛り上がっていたので、息子に持たせたいです」と称賛の声が続々。「2個買えばキャベツ取り合ってるウニもできますね 想像だけで可愛すぎる」と、複数個並べてあのウニの様子を再現したいという方もいました。

しかし見た目がかわいいだけでなく、ズボラな方にとっては嬉しいポイントも。「雑に仕舞ってはみ出してても許される、むしろ可愛いって最高ですね」「収納後の食べてる感がとっても可愛くて、普段は面倒な収納も進んでやりたくなります!」「エコバッグをエコバッグポケットやケースにしまう時ぐちゃぐちゃになる私のための商品だと思った」と、エコバッグの収納が面倒という方からもコメントが多数。レジで出す時にクシャクシャでも、これなら後ろめたさを感じずに堂々と出せそうです。だってキャベツだから!

「かわいい! ぜひ商品化してほしいです」「ぜひ販売して欲しいです……!」と、商品化の希望も続々と寄せられているこの「キャベツを食べるウニのエコバッグ」。制作した「企画デザイン2時」さんに、アイデアのきっかけを伺いました。

アイデアのきっかけは? 「企画デザイン2時」さんに聞いてみた!

――「キャベツを食べるウニのエコバッグ」発想のきっかけをおしえていただけますか?

私がズボラなため、エコバッグをキレイに畳むのがめんどくさくて……。適当にクシャクシャっと収納してもいいデザインのエコバッグを作れないかな? と思ったことがきっかけです。

本来、エコバッグはキレイに畳まないと変なシワがついてしまったり、ケースにしまう時にはみ出てしまったりもするのですが、キャベツを食べるウニのデザインならクシャクシャでも、ケースからはみ出ても逆にそれがかわいく、キャベツっぽく見えるのではと考えました。

――こだわったポイントはありますか?

プリントや刺繍なども施していない、生地だけのシンプルなデザインなので、ちゃんとそれっぽく見える素材選びにこだわりました。キャベツバッグの方は、あえてシワが付きやすい素材を選んでいます。

――あえてシワが付きやすい素材なんですね。ちなみにケースのウニはどんな素材で作られているのでしょうか。触り心地が気になります。

ウニはモップに使われるような、毛足の長いポリエステル素材です。モコモコした触り心地ですね。またキャベツバッグの方は、スポーツ用品などに使われるような、シャカシャカしたナイロン生地です。軽くて丈夫で、シワが付きやすいというところがポイントでした。


これまでも「勝訴」と書かれた犬用のおもちゃや、「マンモスの氷漬けクッション」などユニークなアイデアを続々と出してTwitterをにぎわせている「企画デザイン2時」さん。京都の老舗和菓子屋・青木光悦堂とコラボした「ハムスターモナカ」や、通販サイト・フェリシモで取り扱っている「動く点Pポーチ」など、実際に手に取れる商品もあるそうです。