韓国の人気ドラマ「愛の不時着」には、物語を盛り上げる個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。北朝鮮に不時着した主人公ユン・セリを助けることになる、リ・ジョンヒョク率いる第5中隊の4人の隊員は、どこかコミカルで愛の不時着を語る上で欠かせない存在。

中でも、ジョンヒョクを尊敬する真っ直ぐな青年グァンボムは、ドラマの中でも「イケメン」ともてはやされるほど端正なルックスで話題を集めました。

そこで、本記事では愛の不時着に登場するグァンボムを紹介。ドラマでのキャラクターやグァンボムと関わる周辺人物の紹介はもちろんのこと、グァンボムを演じた俳優についても解説していきます。愛の不時着以外の出演作品やInstagramアカウントも紹介しているので、気になっている人はぜひチェックしてみてください。

※本記事はネタバレを含んでいます。ご注意ください※

  • 「愛の不時着」のグァンボムとは

    「愛の不時着」に登場するグァンボムについて紹介します

「愛の不時着」のグァンボムとは

パク・グァンボムは、「愛の不時着」の主人公の一人である北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクの部下で、ジョンヒョク率いる第5中隊の隊員です。ドラマには第1話から登場します。偶然、北朝鮮に不時着したユン・セリを発見した後、地雷を踏んでしまったジョンヒョク。この地雷の処理をするのがグァンボムです。

グァンボムのキャラクター

グァンボムは上司であるジョンヒョクのことを心から尊敬していて、真面目で寡黙な青年。 愛の不時着は緊迫感のあるシーンも多いですが、グァンボムのいる第5中隊はコミカルなシーンで登場することが多く、ほっとできる存在です。隊員同士の笑えるやり取りに癒やされた人もいるのではないでしょうか。

第5中隊はそれぞれ個性に溢れ魅力的に描かれていますが、グァンボムはイケメン担当。ジョンヒョクと恋に落ちることになるセリとも親交を深めていきますが、セリからも何かと「イケメン」扱いされます。

第3話では、第5中隊がセリを船に乗せて韓国に帰らせることを計画し、セリが今までお世話になったお礼にとメンバーひとりひとりを表彰するシーンが。ここでもグァンボムは「イケメン」ということで「人類の宝」賞をセリからもらいます。

その後、韓国に戻ったセリの命が狙われていると知り韓国に向かったジョンヒョク。この事実を知ったジョンヒョクの父は、第5中隊にジョンヒョクを北朝鮮に連れ戻すよう命じます。

こうして韓国にやってきたグァンボムですが、芸能事務所が多くある街・清潭洞を歩いただけで大手芸能事務所からスカウトされ、たくさんの名刺を渡されることに。本人はそのすごさを理解できていないというコミカルなエピソードを交えながら、北朝鮮でも韓国でも通用するイケメンとして描かれています。

第5中隊隊員のメンバー

愛の不時着は、ジョンヒョクとセリの恋の行方から目が離せないのはもちろんですが、個性的なメンバーぞろいの第5中隊の4人が登場するのを心待ちにしながら見ていたファンも多いです。

ここからは、グァンボム以外の3人の隊員についてもくわしく紹介します。

ピョ・チス

特務上士。口が悪く、おしゃべりでお調子者な性格です。お酒が大好きで、ジョンヒョクの婚約者であるソ・ダンの母親にお酒を飲まされて秘密をすべて話してしまうという失態をおかしてしまったことも。

セリによく嫌味を言っていますが、2人のやり取りはどこかほほえましくもあります。

また、韓国でジョンヒョクを探している際に靴をなくしたクム・ウンドンに自分の靴を貸してあげるなど、実はとても情に厚く仲間思いです。

ピョ・チス役を演じているのは俳優のヤン・ギョンウォン。1981年4月1日生まれで、2010年にミュージカル俳優としてデビューし、主に舞台で活躍していました。テレビ俳優としての知名度はやや低めでしたが、「愛の不時着」で話題となり、バラエティ番組に出演するほどの人気を見せています。

キム・ジュモク

中級兵士。韓国ドラマが大好きで、ほかの隊員たちより韓国文化に詳しいジュモク。韓国からやってきたセリの言動に戸惑う隊員たちに対し、韓流ドラマから得た知識を活かして通訳のような役割をします。

韓国の女優チェ・ジウの大ファンで、ジョンヒョクを探すため韓国を訪れた際には、セリのおかげで一緒に食事をすることに。何も知らされずに待ち合わせ場所へ行ったジュモクが、チェ・ジウを発見して感激のあまり言葉を失うシーンは必見です。

ジュモク役を演じたのは俳優のユ・スビン。1992年11月6日生まれで、2016年にインディーズ映画でデビューしました。ジュモク役で知名度がアップし、その後も話題作に出演しています。

クム・ウンドン

初級兵士。部隊の中では1番年下で、みんなにかわいがられている存在です。田舎にいる家族のことをいつも心配していて、母親の手紙を読んで涙することも。セリにもかわいがられていて、ウンドンもセリになついています。

ウンドン役を演じたのは俳優のタン・ジュンサン。2003年8月13日生まれで、2010年に子役としてデビューしています。さまざまな有名ミュージカルに子役として出演した後、テレビや映画にも出演。愛の不時着後にも立て続けにドラマの主演を務めるなど、今後の活躍が期待されている俳優の一人です。

  • 第5中隊隊員のメンバー

    グァンボムを含む第5中隊隊員はドラマを盛り上げる存在です

グァンボム役を演じたのは?

グァンボム役を演じているのは俳優のイ・シニョンです。

ハングル表記は「이신영」、英語表記は「Lee Sin Young」となります。1998年1月24日生まれで、身長180cm、血液型はA型です。韓国では「フォレストエンターテインメント」という事務所に所属しています。

愛の不時着以前の出演作品

イ・シニョンのデビューは2018年。ウェブドラマ「ひとくちだけ シーズン1」に出演しています。その後、同ドラマのシーズン2やウェブドラマ「ちょっと鋭敏でも大丈夫 シーズン2」に出演。そして、2019年に愛の不時着へ出演したことで大きな注目を集めました。

愛の不時着で注目される

愛の不時着で注目されたイ・シニョンは、2020年4月放送のドラマ「契約友情」で主演に抜擢。地味で目立たない高校生・チャノン役を演じています。

そのほかにも2020年11月放送のドラマ「昼と夜」や、2021年公開のデジタルドラマ「バイト・シスターズ」など、さまざまな作品に出演。今後の活躍も期待できそうです。

イ・シニョンのInstagramアカウント

イ・シニョンは2022年2月時点でInstagramをやっています。愛の不時着撮影時のオフショットやイ・シニョンのプライベートが垣間見える投稿もあるので、気になる人はチェックしてみてください。

  • グァンボムを演じているのは?

    イ・シニョンは「愛の不時着」で注目を集めました

愛の不時着ではグァンボムにも注目!

韓国の人気ドラマ「愛の不時着」は、主演を務めた2人はもちろん、脇を固めたキャストたちも多くの注目を集めました。

今回紹介したジョンヒョクの部下で寡黙な青年グァンボムは、劇中でもイケメンと称されるほど端正なルックスが特徴。彼の登場を楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。

また、グァンボム役を演じた俳優イ・シニョンも本作品をきっかけに話題に。愛の不時着でイ・シニョンが気になったという人は、ぜひほかの作品も鑑賞してみてください。