テレビ朝日系スペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』(3月5日21:00~)の記者会見が都内某所で行われ、広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣、内田有紀が登壇した。

  • 左から内田有紀、広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣=テレビ朝日提供

「憧れの女性は」と聞かれた広瀬は、まわりにたくさんいるという「めちゃくちゃ“男前”なお母さん」を挙げる。「サバサバしているというか、どんな年齢の子にも『好きにしな!』って子どもの背中を押すようなお母さんにすごく憧れがあるんです。うちのお母さんも割とそうなんですけどおっとりしているところもあるので」と答え、「お母さんの女優さんには、女優さんの姿、お母さんの姿、女性の姿を見せてもらえて、かっこいいなと思うんですよね」と説明した。

池田も「スタイリストさんやヘアメイクさんがお子さんを現場に連れてきてくれることが増えてきて。相手を深く理解しようとする姿が、自分はまだ子どもな部分もあるのに、偉大に感じられて、かっこいいなと感じます」、佐久間も「現場でお会いするスタッフさんや女優さんの“母の姿”を見るとキュンします。現場でお子さんと現場している姿とか見ると、素敵だなと思いますね」と共感を寄せた。

内田は「同じ仕事を続けていくことはすごく大変なこと。その環境を許される人間であったり、人がいるから自分はできているという感謝を持っている人」と挙げ、「自分のことだけに精一杯になるのではなくて、まわりを優しい目で見ることのできる人は素敵だと思いますし、自分もたおやかで豊かな女性でいたい」と思いを話した。

明治という激動の時代、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した津田梅子(幼名・梅)の青春を描いた同作。11年間という長い留学生活で英語や先進文化を身に着けたものの、当時の日本は絶対的な男性上位社会で、帰国後は働く場所すらなく現実にぶつかる梅を広瀬が、そんな梅を力強く支える友人の山川捨松を池田が、永井繁を佐久間が演じる。内田は、娘を愛しながらも西洋式の考えを身に着けて帰国した梅の心情を理解しきれない梅の母・初役で出演する。