中川政七商店は4月6日、Snow Peak×中川政七商店×茶論のトリプルコラボレーションによる、自然の中でお茶が点てられる道具「野点(のだて)セット」全2種をオンラインショップおよび一部直営店舗で発売する。
野点とは、屋外で茶または抹茶をいれて愉しむ茶会のこと。茶室で行う「茶道」では流派に基づいた所作や道具が求められるが、野点は格式にとらわれず、自然の中で誰もが自由に一服できるのが特徴とのこと。
3社がコラボした「野点セット」の販売は今回で2回目となる。2020年に販売時に即完売になった野点セットを、今回、茶筅・茶筅筒・茶器の素材や仕様をアップデートして販売する。
セット内容は、前回よりもコンパクトに、かつ機能を凝縮した美しい佇まいの全8アイテム。道具を入れる袋「仕覆(しふく)」は、新たにSnow Peakのマルチコンテナシリーズをモチーフに、アウトドアの道具でよく用いられる丈夫な綿帆布を採用した。
「茶碗」は軽くて丈夫なチタン製。二重構造で保温性が高いため野外でも冷めにくいのが特徴。抹茶をすくう「茶杓」と、お茶を点てる「茶筅(ちゃせん)」は、茶碗の中に全て納まるよう、奈良の職人が特別にしつらえたものとなっている。
茶筅を入れておく道具「茶筅筒(ちゃせんづつ)」は、耐久性に優れた天然木・ウォールナット製。抹茶を入れる「茶器」は山桜を用いており、万が一倒れても中身がこぼれにくい仕様としている。
「菓子皿」は、天然木・メープルを使ったもので、雪峰をイメージした形状に仕上げた。茶碗を拭うための「茶巾」は、中川政七商店が創業時から扱い続ける手績み手織りの麻生地で仕立てている。
価格は、8点セットで35,200円、茶碗と菓子皿が2つ付いているダブルは41,800円。
4月初旬頃には、茶道未経験者でも気軽に野点を楽しむことができるよう、お茶の点て方や野点の魅力を解説した茶論監修のWEB動画を公開予定。