宅急便は一部のコンビニから発送することができます。初めて利用する際は、送り方や料金などがわからない方も多いでしょう。また、すべてのコンビニが宅急便を取り扱っているわけではないので、発送前のチェックは欠かせません。

本記事では、宅急便を送れるコンビニや発送方法、発送可能なサイズや料金、着払い・元払いなどの伝票の種類についても、くわしく解説していきます。

  • コンビニから宅急便は送れる?

    コンビニ宅急便の種類や料金、出し方などについて、くわしく紹介していきます

コンビニから宅急便の荷物は送れる?

宅急便が送れる主なコンビニは、以下のとおりです。

  • セブン-イレブン
  • ファミリーマート
  • デイリーヤマザキ
  • ニューデイズ
  • ポプラ

ローソンから宅急便は送れる?

ローソン、ミニストップ、セイコーマートでは、宅急便ではなく「ゆうパック」を扱っています。

  • コンビニから宅急便は送れる?

    コンビニによっては宅急便を取り扱っていないので、利用する前にチェックしておきましょう

コンビニでの宅急便の送り方と料金

コンビニ宅急便の送り方と料金が決まるまでの流れは、下記のとおりです。

  1. 梱包する
  2. 伝票に記入する
  3. 重量とサイズを測って料金を確定させる
  4. 伝票の控えを受け取る

それぞれくわしく見ていきましょう。

荷物を梱包する

コンビニで送る宅急便は、梱包された荷物だけが対象です。店舗では梱包できないので、持ち込む前に必ず梱包しておきましょう。宅急便は荷物のサイズが大きいほど送料が高くなるため、できるだけサイズが小さくなるように梱包すると、費用を抑えることができます。

伝票に記入する

梱包した荷物をコンビニに持ち込み、伝票に下記の内容を記入します。

  • 郵便番号
  • 住所
  • 氏名
  • 電話番号

受取人だけではなく、差出人の情報も記載してください。伝票はコンビニに用意されています。見あたらない場合は、店員に声をかけると渡してくれます。

なお、伝票には「元払い」と「着払い」の2種類があるので、誰が支払うかに応じて使いわけるようにしましょう。「元払い」と「着払い」の違いは、下記のとおりです。

伝票の種類 支払い方法
元払い 差出人が送料を支払う
着払い 受取人が送料を支払う

重量とサイズを測って料金を確定させる

コンビニのレジに荷物と伝票を持っていき、店員に荷物の重量とサイズを測ってもらいます。料金はこの時点で決まるので、元払いの場合は料金を支払います。着払いの場合は受取人が受取時にその料金を払います。

伝票の控えを受け取る

伝票の控えを受け取って手続きは完了です。なお、配送中の事故などで荷物が破損・紛失した場合の補償請求には伝票の控えが必要になるため、送り先に荷物が届くまでは、控えを大切に保管しておきましょう。

  • コンビニ宅急便の送り方と料金の決め方

    コンビニから宅急便を送る手順を確認しておくと、店舗での手続きがスムーズに進みます

コンビニから発送可能な宅急便の種類とサイズ・料金

ここからは、コンビニから送れる宅急便のサイズと料金を種類別にご紹介していきます。宅急便の種類によっては200サイズなども送れますが、一部のコンビニでは180サイズ以上の荷物を発送できないので、事前に確認しておきましょう。

サイズの測り方

サイズは、荷物の大きさ(縦・横・高さの合計)か重さで決まります。大きさと重さを比べて、大きい方のサイズが適用されます。

サイズ 荷物の大きさ 重さ
60サイズ 60cm 以内 2kg 以内
80サイズ 80cm 以内 5kg 以内
100サイズ 100cm 以内 10kg 以内
120サイズ 120cm 以内 15kg 以内
140サイズ 140cm 以内 20kg 以内
160サイズ 160cm 以内 25kg 以内
180サイズ 180cm 以内 30kg 以内
200サイズ 200cm 以内

宅急便

コンビニから送れる宅急便のサイズは、下記の8種類です。

60サイズ
80サイズ
100サイズ
120サイズ
140サイズ
160サイズ
180サイズ
200サイズ

なお、料金は距離や支払い方法によって変わります。例えば、関東から関西に60サイズの宅急便を送った場合の料金は、現金で1,060円、キャッシュレスで1,056円です。

下記ヤマト運輸公式サイトのページにて料金が確認できるので、参考にしてください。

ヤマト運輸 宅急便の料金・サイズ

宅急便コンパクト

宅急便の60サイズよりも小さな荷物を送れるのが、宅急便コンパクトです。関東から関西に送る場合の料金は下記となります。

支払い方法 料金
現金 710円+専用ボックス代70円
キャッシュレス 704円+専用ボックス代70円

宅急便の60サイズを選択するよりもお得になるのが特徴です。専用ボックスは下記の2種類から選択できます。

  • 宅急便コンパクト薄型専用BOX:縦24.8cm×横34cm
  • 宅急便コンパクト専用BOX:縦20cm×横25cm×高さ5cm

ゴルフ宅急便

コンビニから送れるゴルフ宅急便のサイズは、下記のとおりです。

・ゴルフキャディバッグ
 100サイズ
 120サイズ
 140~200サイズ
・ダンボールなどの荷物
 60サイズ
 80サイズ
 100サイズ
 120サイズ
 140サイズ
 160サイズ
 180サイズ
 200サイズ

料金は距離や支払い方法によって変わります。 例えば、関東から関西に120サイズのゴルフキャディバッグを送った場合の料金は、現金で1970円、キャッシュレスで1,969円です。

なお、ゴルフ宅急便で荷物を発送する際には、専用カバーが必要になります。主な専用カバーのサイズと料金は下記のとおりです。

・ゴルフトラベルカバー 5,070円(税込)
 キャディバッグカバー:縦15cm×横54.5cm×高さ135cm
 収納バッグ:縦10cm×横34cm×高さ25cm

・簡易ゴルフカバー(L) 700円(税込)
 幅68cm × 高さ143cm

・ボストンバッグカバー(L) 290円(税込)
 内寸:縦29cm×横60cm×高さ61cm

スキー宅急便

コンビニから送れるスキー宅急便のサイズは、下記のとおりです。

・スキー板もしくはスノーボード1組
 100サイズ
 120~200サイズ

・オールインワン型ケース
 160~200サイズ

・ダンボールなどの荷物
 60サイズ
 80サイズ
 100サイズ
 120サイズ
 140サイズ
 160サイズ
 180サイズ
 200サイズ

料金は距離や支払い方法によって変わります。例えば、関東から関西に120サイズのスキー板もしくはスノーボード1組を送った場合の料金は、現金で1,970円、キャッシュレスで1,969円です。

スキー宅急便で発送する際には、専用カバーが必要になります。主な専用カバーのサイズと料金は下記のとおりです。

・スキー板カバー 400円(税込)
 幅33cm×高さ215cm

・スノーボードカバー 600円(税込)
 幅55cm×高さ175cm

・スキーザックカバー 400円(税込)
 内寸:縦30cm×横68cm×高さ63cm

空港宅急便

コンビニから送れる空港宅急便のサイズは、下記の8種類です。

60サイズ
80サイズ
100サイズ
120サイズ
140サイズ
160サイズ
180サイズ
200サイズ

料金は距離や支払い方法によって変わります。例えば、関東から羽田空港に100サイズの空港宅急便を送った場合の料金は、現金で2,190円、キャッシュレスで2,189円です。

往復宅急便

コンビニから送れる往復宅急便のサイズは、下記の8種類です。

60サイズ
80サイズ
100サイズ
120サイズ
140サイズ
160サイズ
180サイズ
200サイズ

料金は距離や支払い方法によって変わります。例えば、関東から関西に60サイズの往復宅急便を送った場合の料金は、現金で1,920円、キャッシュレスで1,912円です。

パソコン宅急便

コンビニから送れるパソコンのサイズは、下記の3種類です。

100サイズ
140サイズ
160サイズ

料金は距離や支払い方法によって変わります。例えば、関東から関西に100サイズのパソコン宅急便を送った場合の料金は、現金で1,650円+専用BOX800円、キャッシュレスで1,650円+専用BOX800円です。

パソコン宅急便には便利な専用資材が用意されているので、梱包が面倒という方は利用を検討してみるといいでしょう。

  • コンビニ宅急便の送り方と料金の決め方

    コンビニ宅急便の種類別サイズと料金

コンビニの宅急便の集荷時間

コンビニの宅急便集荷時間は店舗によって異なります。また、当日発送の締め切り時間も、各店舗によって変わります。

最終集荷後に持ち込んだ荷物は翌日の受付扱いとなるため、急いでいる場合は直接ヤマト運輸に問い合わせをした方がいいでしょう。

  • コンビニ宅急便の集荷時間

    宅急便の集荷時間は各コンビニによって異なります。時間帯によっては翌日扱いとなるので注意が必要です

コンビニから宅急便を送ってみよう!

今回は、コンビニで宅急便を送る際の料金やサイズ、送り方などについてくわしく解説しました。宅急便を扱っているコンビニは限られるので、荷物を持ち込む前に取り扱いの有無を確認しておきましょう。

なお、コンビニ宅急便の料金はサイズや距離、宅急便の種類などによって決まります。料金不足などのトラブルを避けるためにも、送りたい荷物のサイズとだいたいの料金は事前にチェックしておきたいところです。