昭和50年男vol.015

本日2月10日発売の情報誌・昭和50年男vol.015(クレタパブリッシング)では、「オレたちがヤラれた 少年マンガ」特集を展開。表紙は、藤田和日郎描き下ろしによる「うしおととら」のイラストが飾った。

「オレたちがヤラれた 少年マンガ」特集では、1975年から1990年にかけて少年誌で発表された作品にフォーカス。「CHAPTER 1 オレたちが読んできたマンガ」にはマンガ好きのケンドーコバヤシが登場し、自身の核を形成した少年マンガについて語る。また週刊少年ジャンプ(集英社)の“強さ”を追求すべく、同誌の元編集長にインタビューも行われた。

「CHAPTER 2 バトルマンガ」は表紙のイラストを手がけた藤田のインタビューからスタートし、鳥山明「ドラゴンボール」のページも設けられている。「CHAPTER 3 ストーリーマンガ」には「シティーハンター」の北条司が登場し、冴羽リョウの創作秘話をイラストをふんだんに交えながら公開。さらに荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」を精神科医・批評家の斎藤環教授が、ゆうきまさみ「機動警察パトレイバー」をニッポン放送アナウンサーの吉田尚記とタレントの喜屋武ちあきが考察した。

「CHAPTER 4 児童マンガ」では藤子・F・不二雄作品を8ページにわたり特集。藤子・Fが生み出した多種多様なキャラクターを取り上げ、神奈川にある川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムの見どころを同館館長の言葉ととともに紹介している。「CHAPTER 5 ヒロインマンガ」は少年マンガにおいて重要な存在と言える、ヒロインおよび女性主人公に注目。「らんま1/2」を同作の大ファンという髭男爵の山田ルイ53世が振り返っている。また「まいっちんぐマチコ先生」の誕生秘話を探るべく、えびはら武司の仕事場にも訪問した。

「CHAPTER 6 青春マンガ」では不良ものとスポーツものにフィーチャー。「カメレオン」の加瀬あつしはヒット作を生み出す必勝パターンを明かす。「CHAPTER7 ギャグマンガ」では「ついでにとんちんかん」のえんどコイチが創作に関するエピソードを披露。なお「CHAPTER 2」から「CHAPTER 7」までのラストでは、昭和50年男の編集部がセレクトした作品がそれぞれ紹介されている。

※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記。