雪が降ったり道が凍ったり、慣れない冬道を歩くのは怖いものですが、雪に慣れた地域の方は大丈夫でしょう? と思いますが、果たしてそうなのでしょうか?

岩手の魅力をTwitterで発信している「さんさお鶏のドリーちゃん」(@33odorinodory)の投稿が話題になっています。

Q. 東北の人は、冬道に慣れているから転んだりしないんでしょ?

A.無理な道は無理です。(@33odorinodoryより引用)

  • (@33odorinodoryより引用)

ツルッツルに凍った道の写真が添えられたこの投稿、「無理な道は無理」とバッサリ回答しています。

見慣れないと「まあ歩けるかな」と思いそうですが、この写真に「わかりみ(道民)」「無理無理!!」「無理です……通勤路でもガチガチな道は避けて通ります」「自分仙台ですけど、これよく言われますねw」と共感多数。

「北国に馴染みのない人で、これがどういう路面状態なのか見ても理解できない見ても理解できないケースが少なからずあるんじゃないだろうか」というコメントも寄せられていますが、具体的にどのくらいヤバい道なのかというと、「この状態、どのくらい滑るかと言うと…だいたいで言うとスケートリンクを普通の靴で歩くようなもんです」「これはスパイクがついてる靴とかじゃないと無理な道だね」と解説をする方も。

この状態の冬道、どの辺が「無理」なのでしょうか。写真にチラっと映り込む、「さんさお鶏のドリーちゃん」に解説していただきました。

この冬道、どのくらいヤバい?

――あまり雪が降らない地域にいると「東北の人は冬の道も大丈夫では」と思うのですが、この写真の「無理な道だと思うポイント」はどこでしょうか。

『雪道』なら平気です。ただ、この写真の道は『氷道』です。積もった雪が昼間の暖かさで溶け、朝晩の寒さで凍結……そして翌日も昼間の暖かさで溶け朝晩の寒さで凍結……これを繰り返し仕上がった道です。

スニーカーなどで歩くのはもってのほか! 冬靴でも転倒する恐れがありますし、冬タイヤを履いた車でさえもハンドルを取られれば重大な事故に繋がります。

――ツルッツルの状態なのですね。もし通ろうとした道が『氷道』の状態の場合、どう歩けばよいでしょうか。

一番は歩かないことです。どうしても行かなくてはならない場合は、この写真の道なら右端の雪が積もっているところをしっかり踏みしめて歩くことですかね……。

――無理は厳禁ですね。大人しく迂回するようにします。今回、雪の多い地域に住む方からを始め、多くの共感が寄せられました。

春の桜、夏の海、秋の紅葉など、これまで様々な地元の風景をツイートしてきましたが、こんな凍った路面に沢山の『リツイート』と『いいね』が付くなんて、思ってもみませんでした(笑)

――地元・岩手の風景をツイートされているとのことですが、さんさお鶏のドリーちゃんは普段どのような活動をされているのでしょうか。

「さんさお鶏のドリーちゃん」は、地元のお祭り『盛岡さんさ踊り』をモチーフにしたキャラクターで、岩手県内の風景をSNSで発信しています。最近はコロナ禍で岩手県内といえどアクティブな活動は行えませんが、それでも岩手を離れた人が「コロナ禍で帰れないのでツイートから懐かしい風景を見れて嬉しいです」とか、岩手県に一度も来たことがない人から「岩手を旅行をしている気分です」などの声をいただくと活動の励みになります。これからも様々な地元の景色を発信していきたいと思います。


「さんさ踊り」の掛け声"さっこら ちょいわやっせ"のように「おはさっこら♪」と毎日元気に岩手の風景や出来事を投稿しているドリーちゃん。岩手はまだまだ寒い日が続きそうですが、もしも近所や旅先でガッチガチの冬道に出会った時は、この投稿を思い出して無理せず通りたいものですね。