3月4日よりWOWOWプライムとWOWOWオンデマンドで放送・配信する『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』(全12話 毎週金曜23:00~放送。毎月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信※第1話は無料放送)の完成報告会が7日、都内で行われ、赤楚衛二、坂口健太郎が出席した。
WEBやアプリで人気を呼んだ今井大輔原作の『ヒル』『ヒル・ツー』を赤楚衛二と坂口健太郎の主演で映像化した同ドラマは、他人に寄生して生きるヒルたちの運命と格差社会の闇を描く新時代社会派復讐サスペンス。Season1では赤楚が他人になりすましをされて殺人未遂罪で警察に追われるユウキ役を、Season2(放送日未定)では坂口が掟を破るヒルを罰する"ヒル狩りのカラ"の異名を持つ伝説のヒルをそれぞれ演じている。
父親が殺人犯で世間の目を気にしながら生きるユウキを演じた赤楚。「親が殺人犯ということで色んな人に虐められたり言われたりして静かに暮らしたいというのがありつつ、どこかで普通に幸せになりたいという気持ちを抱えている悲しさを背負っていかなくてはいけないと思いました」と闇を抱える主人公を演じるために撮影中は携帯やテレビを見ない生活を送ったという。「めちゃくちゃ寂しかったですね。僕、寂しがり屋なんです(笑)」と明かしつつ、「そういう普通の幸せを手にしてはいけないんだと自責の念ではありませんが、キツいながらもやりました」とやり切った様子だった。
坂口はヒル狩りをしながらヒルでもあるカラを熱演。「カラという人物は謎が多い人物でちょっと影のような存在。だけど実在していて、隣人感というか本当にいるんじゃないかという怖さがあるので、現代に通じる物があるなと感じながらやっていました」と自身が演じたキャラクターを説明し、「Season1はユウキの逃亡劇、Season2は正義の鉄槌を下すところを見ていただければと思います」とアピールした。
アクションシーンも見どころの同ドラマ。Season1では赤楚扮するユウキが様々な攻撃を受けるいう。それを現場で見ていたという坂口は「やられっぷりがすごくよかったですよ。すっごいやられっぷりだな~と思って見てました」と絶賛し、赤楚は「身を任せてやられてました(笑)。ケガがなくてよかったです。撮影中はやり返したいと思っていました」と笑いを誘う場面も。
また、2人は同ドラマで2年ぶりの共演となったが、赤楚が「共演は2日間ぐらいでしたが、僕が死にそうになるところを助けてもらったので本当に格好良く見えました」と感謝しつつ、「2年前も頼もしい背中でしたが、今も背中しか見ていません。頼もしさと力強さを感じつつ、今こうやって登壇させてもらってすごく感慨深いですね。嬉しいです。めちゃくちゃヒリヒリしています(笑)」と坂口との共演に笑顔。一方の坂口も「やっぱり嬉しいですね。赤楚くんが言った感慨深いじゃないですけど、僕も感じました」と久々の共演を喜んだ。