女優の広瀬すずが主演するテレビ朝日系スペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』(3月5日21:00~)のキャスト第3弾が、3日に公開された。

  • 『津田梅子 ~お札になった留学生~』出演者=テレビ朝日提供

明治という激動の時代、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍、そして新5,000円札の顔になる津田梅子(幼名・梅)の青春を描く。11年間という長い留学生活で英語や先進文化を身に着けたものの、当時の日本は絶対的な男性上位社会で、帰国後は働く場所すらなく現実にぶつかる梅。そんな梅を力強くバックアップするのが、ともにアメリカ留学をやり遂げた山川捨松(池田エライザ)と永井繁(佐久間由衣)だった。そしてもう1人、今回新たに発表されたのが、宮澤エマ演じる優しさの中に強い意志を秘めた女性・吉益亮。眼病にかかって1年たらずで帰国するが、その10年後梅と再会し友情を育んでいく。そして梅と同様に海外に留学し、のちに学者として活躍する・神田乃武を演じるのは井之脇海。梅は神田に淡い恋心を抱くが、梅の思いに気づかぬまま、神田は捨松に好意を寄せる。

梅の両親を演じるのは伊藤英明と内田有紀。梅の父・津田仙は自身も渡米経験を持ち、わずか6歳の梅を留学生としてアメリカに送り出すことを決意した豪胆な人物。母・初は、娘を愛しながらも西洋式の考えを身に着けて帰国した梅の心情を理解しきれない。さらに、原田美枝子が晩年の梅にふんし、作品全体のナレーションも担当する。

本作では、誰もが知る歴史上の人物も多数登場。梅たちを留学先で手厚くサポートし、常にメンター的存在であり続けた初代文部大臣・森有礼は、ディーン・フジオカが演じる。さらに初代内閣総理大臣・伊藤博文役には田中圭が、桃夭女塾(現・実践女子大学)を作った歌人・下田歌子役には平岩紙が決定した。