2022年の恵方は「北北西やや北」

2月3日は「節分」です。今年もコロナ禍での節分となり、思うような生活ができないことも。そこで、厄払いで災いの種となる鬼を追いはらい、多くの幸せを引き寄せたいですね。それでは、2022年節分で幸運を招く方法をご紹介します。

節分ってなに?

そもそも節分は季節を分ける意味があり、年に春・夏・秋・冬と4回あります。ですが現在では、冬と春を分ける節分のことを指すことが多くなりました。

冬と春を分ける節分が過ぎれば、暦の上では春となる立春。旧暦では、立春は新年にあたります。つまり、冬と春を分ける節分は「大みそか」となります。

古くより疫病、災害、飢饉など目には見えない不穏な空気を察して、「穏＝鬼」と呼んで恐れていました。年の大きな節目となる大みそかには、次の年に災いを持ち越さないよう「鬼は外、福は内」と掛け声をして福豆をまいて厄払いを行ってきたのです。

また、豆は「魔滅(まめ)」とも呼ばれ、魔を滅するとも言われており、鬼退治には最も適した食べ物とされます。豆まきを楽しみ、その後は福豆を食べ、無病息災でいたいですね。

年の暦によって方位が変わる「恵方」。2022年は壬寅(みずのえのとら)年。その恵方となる方位は「壬の方位」。つまり「北北西やや北」となります。

恵方は、別名を「お正月さま」「明方(あきのかた)」などとも呼ばれます。その年の神さまとなる歳徳神(としとくじん)が、天から降臨する方位となるのが恵方です。そのため恵方の方位は、すべての厄がはらわれ、文字通り幸運に恵まれるとされます。

恵方と言えば七福神にちなんで、縁起のいい七種類の具をいれる恵方巻を食べるのもいいですね。恵方巻は"切る"と縁起が悪く、また"話す"と福が逃げると言われます。恵方を向き、そのまま無言で味わいましょう。

みなさんは「立春大吉」というお札が、門や玄関に貼られているのを見たことがあるでしょうか。縦書きにすると左右対称となり、裏から見ても表から見ても同じように見えます。

もし、鬼が家の中に入ったとしても、まだ外にいるのだと勘違いして家の外へ出て行ってくれると言われ、厄よけとして大変縁起がいいとされます。お札をいただいてくるのもいいですが、自分で書いてみるのもGOODです。

いかかでしたでしょうか。2022年の干支となる「寅」は大きな成長を意味します。節分で厄払いをして、大きな成長につなげていきたいですね。

つきか