ピン芸日本一決定戦『R-1グランプリ』の20周年を記念したイベント『R-1フェス2022~ピン芸と音楽の祭典~』(3月3~6日)の開催が決定。昨年のチャンピオン・ゆりやんレトリィバァがこのほど、大阪・カンテレ本社で行われた発表会見に出席した。

  • ゆりやんレトリィバァ

同イベントは、“ピン芸”と“音楽”の融合をテーマに、東京・大阪の2会場で同時に開催。大阪会場(カンテレ1階・なんでもアリーナ)には過去のR-1王者をはじめとするピン芸人が、東京会場(日本青年館ホール)にはCreepy Nutsほか人気アーティストが日替わりで出演する。東西を中継でつなぎ、どちらの会場でもネタと音楽ライブの両方が楽しめるほか、有料ライブ配信も実施される。

初日の3日に出演するゆりやんは、R-1のレジェンド芸人たちと競演する今回の舞台を「(R-1などの)賞レースでは自分のペースが崩れるのが怖くて、ほかの芸人さんのネタが見られないんですけど、今回は心置きなく楽しみたい」と心待ちにしているよう。また、悲願だった「R-1優勝」後のこの1年を振り返り、「勝ち負けがなくなったので気楽な気持ちに。これまでよりもっと自分のやりたいことをどんどんやっていこうと思えるようになりました」と心境を語った。

そんな真摯(しんし)な思いを明かしながらも、質疑応答ではボケを連発。イベントのテーマにちなみ、“音楽とお笑いの共通点”について聞かれると、「音楽とお笑いには作る側と聴いてくださる側がありますよね。ちくわにも作ってくださる側と食べる側があるので同じ。音楽と笑いととちくわは切っても切り離せません」と持論を展開。「なぜ、ちくわなのか?」とツッコまれ、「何か言わなきゃいけない!というときに、いつも出てくる言葉が“ちくわ”なんです」とぶっちゃけて笑いを誘うなど、ゆりやんワールドをさく裂させていた。

会見では、『R-1グランプリ2022』の決勝戦が3月6日(20:00~)にカンテレ・フジテレビ系で放送されることも発表された。

新チャンピオンを目指して激闘中の出場者たちにアドバイスを求められたゆりやんは「先輩もいらっしゃるので、私なんかが言えることはないけど…」としながらも、去年の大会の前に「イメトレ」を行っていたことを告白。「優勝の瞬間をイメージしてました。最後に(最終決戦の)3人が並んで、私の名前が呼ばれて…とイメージがリアルになりすぎて、新幹線で号泣してしまったことも」と自らの体験を語り、「かまいたちさんにこの話をしたら、山内(健司)さんが『分かるわ』と。『キングオブコント』で優勝する前に同じ経験をしたそうなので、無理くりでもイメトレをやって号泣してみるといいかも(笑)」と効果を力説していた。

『R-1フェス2022』の各日の出演者は以下の通り。追加の出演者は公式ホームページなどで順次発表される。

■3月3日(木)
大阪会場:ゆりやんレトリィバァ、ワタリ199 ほか
東京会場:Creepy Nuts ほか

■3月4日(金)
大阪会場:AMEMIYA、ヒューマン中村、もう中学生 ほか
東京会場:アンジュルム、OCTPATH ほか

■3月5日(土)
大阪会場:なだぎ武、濱田祐太郎 ほか
東京会場:OWV ほか

■3月6日(日)
大阪会場:中山功太、三浦マイルド、やまもとまさみ ほか
東京会場:川崎鷹也、Da-iCE ほか