京王電鉄は、2022年3月12日に実施する京王線ダイヤ改正で、平日の「京王ライナー」の停車駅に明大前駅を追加し、土休日の「Mt.TAKAO号」を通年運行とするなど、京王線の座席指定列車を変更すると発表した。

  • 京王電鉄5000系を使用して運行される座席指定列車「京王ライナー」

座席指定列車「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」は、昨年10月から土休日に明大前駅への停車を開始。今春のダイヤ改正で、平日の「京王ライナー」も明大前駅に停車するため、同駅を経由した井の頭線(渋谷~吉祥寺間)との通勤等も座って快適に利用できるという。

新宿駅と同様、明大前駅も平日朝の上りは降車専用、平日夕夜間の下りは乗車専用となる。明大前駅から乗車する場合、「京王チケットレスサービス」または明大前駅の券売機(改札外と下りホーム待合室横に設置)で購入する。

  • ダイヤ改正で平日の「京王ライナー」も明大前駅に停車

  • ダイヤ改正後、平日に運行される「京王ライナー」の時刻

土休日には朝の上り「京王ライナー」の増発と運行時刻の変更を実施。現在、京王八王子発新宿行・橋本発新宿行ともに1本ずつの運行だが、コロナ禍による混雑回避への需要の高まりを受けて増発し、京王八王子発新宿行・橋本発新宿行ともに3本ずつの運転とする。

京王八王子発新宿行は「京王ライナー2号」を現行の京王八王子駅7時25分発から京王八王子駅8時20分発に時刻を変更し、新たに京王八王子駅9時20分発の「京王ライナー4号」、京王八王子駅10時20分発の「京王ライナー6号」を設定。橋本発新宿行は「京王ライナー32号」を橋本駅7時8分発から橋本駅8時5分発に変更し、新たに橋本駅9時5分発の「京王ライナー34号」、橋本駅10時5分発の「京王ライナー36号」を設定する。

  • 土休日朝の「京王ライナー」は増発され、京王八王子発・橋本発ともに3本ずつの運行に。「Mt.TAKAO号」も土休日朝に増発される

  • 土休日朝の下り「Mt.TAKAO号」は明大前駅から高尾山口駅までノンストップで運行

都心から高尾山エリアへ運行される座席指定列車「Mt.TAKAO号」は、今春のダイヤ改正からシーズン問わず土休日に運行。あわせて新宿発高尾山口行が現行の2本から3本に増発され、新宿駅の発車時刻も9~11時台の毎時0分に変更される。高尾山口発新宿行は時刻に変更はないが、「Mt.TAKAO 6号」(高尾山口17時15分発)はシーズン限定列車として運行されるとのこと。